こんばんは。昨夜から今日一日、東京では珍しく小雪がちらつき冬らしい寒い日でした。春を感じるとぐっと寒い日がある、というのが東京でいつも感じることです。最近やっとそれに気がつき、暖かい日があっても油断しないようになりました。先日の暖かい数日でうっかりしてしまいますと、この寒さで風邪を引き込むことになります。と、書いてきてこれはひょっとして人の道もそうかも知れない、と思い至りました。
あ、あったかくなってきた~、と思ってふと気が緩むと。。。! いつ寒風が吹いても大丈夫なようにマフラー(首がだいじなんですよね)を持ち歩きましょうか。
最新のNatureに興味深い論文がでていました。クリプトクロームという光受容分子についてです。この分子が420nm以下の波長域のUV-A/青色光を受け、磁気受容分子として働いている可能性があることを示したものです。昆虫や渡り鳥は明らかに磁気を感知し、方向を認知しているのですが、その仕組みはいまだにわかっていません。生物学の大きなナゾの一つです。その謎の解明にもしかすると風穴をあけることになるのかもしれない、という報告でした。これまでに考えられていたクリプトクロームの分子の働きの機構とは異なったやり方で光を受容しているらしい、というのも大変興味深い点です。