MERSの報道が増えています。隔離対象の方がアシアナ航空機で韓国から香港へ移動し、その後発症したことがわかったりして、封じ込めの対策が後手後手になっていることも不安を増大しています。ヒトーヒト感染の詳細を知ることで、効果的な防疫をして頂きたいと思います。
まず飛沫感染はしないようです。つまり、同じ部屋の空気を吸っているだけでは感染はしません。
しかし、感染者の唾液の飛沫がドアノブやつり革などについていて、それに触れた手で眼や鼻、口の粘膜に触れれば感染が成立する可能性があります。
したがって、マスクをすることには意味があります。しかもすかすかのマスクでも大丈夫です。手についたウイルスが直接口に入ることを防ぎます。ただし、マスクを外すときは要注意です。外側にはウイルスがついていることを想像してマスクの外側にはなるべく触れないよう外し、外側を内側に折り込んで捨てるようにします。そして帰宅したら家のあちこちに触らないでできるだけ早く手を洗います。
空港は危険に満ちています。空港へ行く用事がある場合は特に気をつけたいと思います。
発熱と疲労感が酷い場合は、いきなり受診するのではなく、最寄りの大きい医療機関に電話をし症状を話してから指示に従ってください。
夏の旅行シーズンまでに落ち着くとよいのですが。