情けない報道が目に飛び込んできました。皆さんの本音はわかってはいるのですが、公に発言してしまうとはやはり驕りでしょうか。私の周りの方々の本音もこのようなものでしょう。
(2015年6月13日朝日新聞デジタルより)
ソウルで11日まで開かれた科学ジャーナリスト世界会議で「女性が研究室にいると困る」と発言したノーベル賞受賞者のティム・ハント氏(72)がユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の名誉教授職を辞任した。
ハント氏は科学の世界に女性を増やそうという趣旨で開かれた昼食会で「女性が研究室にいると、三つのことが起きる。(周囲の男性が)女性に恋をする、女性が恋をする、女性を批判すると泣かれる」と発言。これがツイッターを通じて世界中に広がり、批判が起きた。英BBCの取材に「軽い気持ちだった」などと謝罪して釈明したが、さらなる批判を招いた。
UCLは辞任を伝える声明のなかで「UCLはイングランドの中で学生の男女平等を初めて認めた大学である」などとした。
ハント氏は2001年に細胞分裂に関する研究でノーベル医学生理学賞を受賞した。(ソウル=編集委員・高橋真理子)
ハント先生と同世代かそれより年上の方は本音の部分では女性を分類しています。
1)良妻賢母:ご自宅には必須の存在。多くの場合、奥さまあってのご自分ということには気づきたくないらしいです。奥さまにはけちょんけちょんに言われたりしていますが、「ふん、なにを雑魚が」と思っているご様子。
2)職業婦人:仕事に生きる女性。家族はなし。仕事はそういう厳しいもの。両方なんてとんでもない。それを認めたら、ご自分が家庭でなにもやっていないことを反省しなくてはいけませんから。
3)便利な女性:ときどき2)と被ります。そうなるとパーフェクトですね。もちろんあちらの方で便利な女性です。
このどれにも分類されないで生きようと、大分努力してきました。少しずつそういう女性が日本にも出てきたような。
1)~3)のどこかの分類に落とし込めようと随分諭され(?)ましたが、私も頑迷ですので、断固として拒否してきました。この世で何かをなしたとしたら、このことでしょうか。
まだまだ道は続きます。今も道行きの最中。努力中です。