今年もこの日がやってきた。
毎年9月の第2日曜は、沼田の林道の道つくり(道刈り)の日。
朝7時30分集合。
弁当持参。
で、ひたすら道の整備を行う。
ある者は草を刈り、ある者は刈った草を取り分け、またある者は溝の泥を上げる。
驚くのは、沼田の70歳を超える先輩方がとにかく動くこと。日頃から農作業に精を出す彼らは、20代の僕よりも元気に思える。。
地元にいない者も、山の持ち主として参加する。下は20代から、80代までが一緒に活動するというのも面白いものです。
一方で、近隣の集落では、低迷する木材価格に加え、こういった整備の労力を避けるといった理由で、林道の整備を放棄しているところもあるという。
国策で植林を行い、税金を投じて林道を整備した結果、その林道を放棄する。何とも悲しい事態だ。
沼田林道は、地元民が定期的に取り分けに入っており、山の整備に対する関心は高い。
山を整備しやすい環境を整えないと、また、農山村の存在価値が見直されないと、いつかはこの沼田林道も放棄する日が来るのかも知れない。