この日、沼田へ帰る途中の錦川沿いの集落「行波(ゆかば)」では、翌日に行われる願舞(がんまい。年祭)の前夜祭が執り行われていた。
行波地区には、「岩国行波の神舞」として国の重要無形民俗文化財の指定を受ける神楽がある。「国指定」の冠は、その歴史がしっかりと残されている事が評価されてのことだろう。
2ヶ月くらい前から舞殿を組んだり、松を立てたりしているのは見ていたけど、ついに本番を迎えている様子。
神舞を継承しているだけでなく、こうした願舞や舞殿の設置などの文化も受け継がれていることが、大きく評価されることだろうと感じる。
ゆっくり観たいものの、上沼田神楽も練習日。翌日には島根県の益田市での公演を控えている身なので、20分程度雰囲気を味わってから退散。
夜8時からの上沼田神楽の練習では、黄泉醜女の練習の総仕上げが行われた。
30分のステージで上沼田神楽の舞い方、黄泉醜女という神話をしっかりと伝えられるように仕上がったように思う。
あとは、明日、本番を迎えるのみ!