神楽の持ち物、舞所には、いろいろな切り飾りがついているのをご存じでしょうか?
幣、花杖(鬼棒)、鈴、天蓋などに、赤や緑、白の紙がぶら下がっています。
これ、基本的に手作りで、各団体の会員がそれぞれ作っています。
中には、年祭などの際に切り絵を施す団体もあり、その形、色合い等は団体によって異なります。
奉納神楽では、毎回、一式を新しく作っています。
鈴4つ、花杖3本、大幣、幣4本、天蓋につける切り飾りは、今は主に会長が作っていますが、おそらく3時間以上を費やすものと思われます。もちろん、花杖や幣に使用する竹の採取という作業もあります。
秋のこの時期は、毎週、そして土日と公演が続くことも珍しくありません。
大変な作業ではありますが、清らかな想いで、清らかな持ち物で奉納神楽が行えるよう、人も、道具も準備を進めています。
何にしても、これらの形や切り方などもその神楽に伝わった財産。しっかりと教わり、自分でも切れるようになっておかないと・・・・。