風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

再検査

2006年10月10日 | からだ、健康

健康診断で、案の定今回も再検査となり、先週診察を受けてきた。

外来の先生は、健診で撮った画像を見て、再度レントゲン撮りましょうと言った。
再度撮った画像を見て「う~~ん」と唸り、今度は超音波検査をしながら
「癌は黒く映るんだけれど、この根っこの生えてるようなの、、、悪性の癌か、、」
「針を刺して組織をとって病理検査に回しましょう。」
「これだけでは確実ではないので、緊急で予約を取りますのでMRIも撮りましょう」

「ア、ハイ、、、オネガイシマス、、、。

そして一週間後の今日、MRIの検査の日。
この一週間、口には出さないが検査結果だけが気になっていた。
何度か再検査にはなってるものの、とうとう今回こそはアウトに違いない。
そういえば、何だかあそこもここもおかしい気がする。やっぱり癌かな?
ああ~~、仕事はどうしよう。。。
家のこと、孫達の事、田んぼの事、ああぁ、どうしようどうしよう。。。。

ドキドキでMRI検査を受ける。
レントゲン技師の方や看護婦さんの仕草、言葉の一つ一つが気にかかる。


2時からの診察でようやく名前が呼ばれた。
「(MRI)お疲れ様でしたね~。」ここの看護婦さんは優しい。
椅子に座ると先生がカルテを広げ、先週の組織検査の結果を教えてくださった。
「採ったものの中には悪いものはないとの結果であるが、完全に採れていないということもあるので、結果は不確定となっている。」とのこと。
後は、MRIの検査結果で全てが決まる。

「レントゲンの結果は、来週でいいか~?」
「いや、、、できれば今日、何とか、お願いします。」
読図は済まなくても、画像だけでもお借りして見てくださると先生が言って下さったので
何時間でも待つと言った。
何としても今日は結果を聞いて、気持ちを整理したい。



待つこと、約1時間。名前が呼ばれ、再度、緊張の瞬間。
(ああ、もうなんと言われたって覚悟するしかない。)
先生は、MRIで撮られた何枚もの画像を繰り返し電光板に掲げて見ながら、
「大丈夫ですね。悪いものは映っていないです。」
「えっ!!ほ、ほんとですか?」

ヘナヘナヘナと力が抜けてへたり込みそうになるほど、一瞬にして緊張が解けた。
そうやって今日、私は生き返った。。。。
コメント
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