新年度になり、毎日が新鮮な緊張感と共に過ぎてゆく。
月曜日、一度ならずも部屋に挨拶に来てくれた方々とのお別れの余韻に浸る間もなく、
次の日からは転入者の着任が相次ぎ、今度は「宜しくお願いします。」の挨拶が続く。
「●●から来られた★☆さんです。」という紹介の「★☆さん」が問題なのだ。
実はワタクシ、人のお名前、なかなか一度では覚えられないタチで、、、。
★田さんか、★川さんか、★山さんか、似た苗字の方もおられたりすると尚更。
人様のお名前を間違う事はとても失礼なので、迂闊にあやふやなままは口に出来ない。
内線番号の入ったデスク一覧と睨めっこしながら、今年も徐々に覚えていくしかない。
外は、春の陽気も一転、ここ2日ほど気温も低く風も冷たい。
予報では雪だるまマークが出ている。どうも低気圧が通過中とのこと。
職場の庭にある植木の雪囲いは、造園業者の方があっという間に取り去った。
その上、すぐさま松などの高い木の剪定作業に取り掛かっている。
ぼさぼさの頭をさっぱりと散髪したように、整えられた枝葉はまるで切り過ぎた頭の様。
この陽気にはちょっと涼しすぎて、首を竦めている様に見える。
落とした枝葉は、機械で粉々に砕いて庭の土や緑の敷地部分に敷き詰めている。
焼却処分するのではなく、自然のものは自然に還元してゆく方法だ。
窓から見えるその筋のプロの仕事に見惚れながら、私も頑張らねばと思う新年度なり。