風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

おさがり

2008年06月26日 | 暮らし、日常


夫の職場の方が、孫さんにいかがかとゆかたを持ってきてくださったそうだ。
ちょうど今年は、去年までのゆかたが小さくなったところだった。

合わせてみたら丈もまだ長いけれど、そこは着物の良いところ。
大きい分には、幾らでも調節可能である。

濃い桃色に花模様のゆかたと、蝶結びの帯。
きっと夏には、花火大会や盆踊りに何度か着て出かけたゆかたなのでしょう。
ご家族の暖かな眼差しと、健やかな娘さんのイメージが湧いてくる。

うちの孫達は、幸いご近所から洋服やおもちゃなど、おさがりを頂く事が多い。
それを喜んで着ている孫達である。

確かに今は、何でも安く買えるし、使い捨ての時代かもしれない。
スポーツクラブの玄関フロアに置かれたワゴンには、山ほどの高価な忘れ物、落し物。
失くしたと言えばまた簡単に買ってもらえるのか、物が大事とは思わないのか、豊かなのか、、、。

エコが叫ばれている今だからこそ、おさがりっていいなと思う。
大切に使って、また次の世代に譲っていく。
コメント
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