吹雪に思う

今日は、この冬一番の”吹き”だったのではないだろうか。
午前中は、職場で窓を眺めるたび
「うおぉぉっ！」とか
「うわぁ～！」とか
風が吹くたび真っ白になる外の景色を眺めながら小さく叫んでいた。
南は九州まで、全国的に雪が降ったのだね。。

しかし、それにしては、真っ白に吹き荒れていた雪も昼前にはぴたりと止んだ。
夕方、車に積もっていた雪はほんの僅か。
風に雪は舞い上げられたが、降った量は多くはなかったようだ。

吹雪を眺めていたら、今朝のラジオで停電の地域があると言っていた事を思い出した。
この真冬に停電は辛い。
オール電化なら、暖房も食事も出来ない事になるのではないだろうか。
停電でも対応できる暖房器具を、一つは備えておくべきかもしれない。


「寒いね～、手が冷たいよ、ほらっ！」
吹雪の真っ只中にお弁当を届けにきてくれた小規模作業所のT子さんが、そう言って私の手を握った。
T子さんの手はとても冷たくて、ぽかぽかの暖房の中で仕事をしていた私はむしろ気持ちが良かった。

お弁当は、３，４人の方が届けてくれる。
毎日、私のところでお弁当の数を確認する事になっているのだ。
今、挨拶が出来ない子が多いと言われる中で、作業所の方々は元気が良く挨拶も気持ちが良い。
お天気の話やら近況やら、一言添えるのも忘れない
ちゃんと社会に適応できているのだなと感心する。

●クルトのおねえさんも、今日はいつもより３０分も遅れて配達にいらした。
この吹雪の中でも、しっかり外で働いている人のお陰で私達は快適に暮らしている。

明日は益々寒そうだ。