風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

地震が教えてくれた事

2011年03月18日 | 呟き、思い、独り言
東北地方太平洋沖地震が起きてから、一週間がたった。
あの、魔の5分間の揺れを境に、東北地方は、日本は、どん底へと突き落とされた。

あの揺れの前までは、この週末はどこへ行こうとか、何をしようとか美味しいものを食べようとか、のんびりしようとか、きっと皆が考えていたはずである。
いつもの週末が来るものと、誰もが信じて疑わなかった。

まさか、一瞬にして住まいや職場、生活の全てを失い、住み慣れた町が消えていくとは。
肉親との別れがあるなどとは、誰も、欠片も想像してはいなかったと思う。
運命とは、なんて残酷なものなのだろう。。。


しかし、地震があってやっと見えてきたものもある。


想像だにしなかった地震の規模、津波の恐怖。
取られていた安全策の脆さ。
そして、生活の身近にある原発が、いかにずさんな代物だったかという事。
災害の時に一番の弱者は、高齢者であり病人であり小さな子ども達。
その弱者を、最後まで見捨てない真の医療者介護者達。

人と人の支えあい。
危険を顧みない、使命に燃える勇敢な自衛隊や消防隊員、警察、電力の社員の働き。
日本のあちこちから送られる応援、励ましのメッセージ。
そして、人種や国境を越えて世界中から届く、支援の愛。
世界中の人が、その痛みを共有し、回復を手助けしようと模索し行動している。
なんてすごいのだろう。。


いつも揺れを感じているかのような地震酔いもある。
気付かぬうちに緊張しているのか、肩がこる。
直接の被災者でなくても、この一週間はしんどさを感じた方も多いのではないかな。

まだまだ危機の真っ只中。
でも、どんな事があっても、みんなと一緒に乗り越えて行ける。
気持ちを合わせて、へこたれないで。
コメント (3)
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