風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

避難

2011年03月16日 | 暮らし、日常
計画停電、全く、、、振り回された。

昨日、お昼頃急に発表された計画停電だが、今朝、実施の30分前に「中止」が発表された。
今日のために、快く協力すべく、各商店、企業、団体、施設、学校、病院等が皆、準備万端整えて臨んでいるのだから、変更の決断はもっと早い時間に行ってもらいたいたかったと思っている。

せめて、「計画停電になる予定。最終判断は、○○時」とでもしてもらえれば、混乱もなく済んだと思う。

今日は、冬に逆戻りの寒さで、電気が通っていたお陰で暖かくは過ごせたが、この計画停電のために、休みとした企業、病院、学校が多くある。
今日は、中学校の卒業式の予定でもあったのだ、、、。



さて、今、福島原発が、大変な事になっている。

その原発地域からの避難者が、我県にも大勢入って来られた。
私の住む町では、600人近い方の避難を受け入れた。
ギリギリの燃料で、やっとたどり着けたのがここであったという被災者もおられる。

だだっ広い市営体育館にではあるが、毛布の配布、炊き出しも行われ、大型テレビやIP電話などの設置もされたようだ。
県内の温泉施設では、一泊食事つきで4,5千円という格安料金で解放されてもいる。

また一方で、日本に住む外国人の、日本脱出が始まっているという。
原発の事故について、日本のメディアが発表する「危険な数値ではない」という感覚と、外国の方の「非常事態である」との認識の違いがあまりにも大きくて、不安を覚えるのは私だけだろうか。
福島第一第二原発にある全部の放射能は、チェルノブイリの10倍にもなるという記事も目にした。
最悪の場合は、日本全部が放射能に覆われてしまうという。
最悪は、ここも安全ではなく、国内に逃げ場はないことになってしまう。

何故、こんな事になってしまったのだろう。。。

原発に関しては、天災ではなく人災という意見もある。
原発から直線距離で100キロ足らず(120キロと聞いたが実際は98.8キロらしい)のわが町。
今日わが町に、新しく放射線測定装置が付き、いち早く放射性物質の測定が可能となる予定だ。

とにかく今は、最悪の事態とならぬよう祈るのみである。
原発の現場で、必死で事故処理に当たられている警察、消防、自衛隊、電力関係者他の方々には、頭が下がるのみである。
何とか頑張って、この危機を乗り切って頂きたいという願いでいっぱいである。
コメント
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