風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

夫ロス

2015年09月07日 | 呟き、思い、独り言
今朝車のエンジンをかけたら、偶々ナビがTVモードになっていて、NHK「あさイチ」をやっていた。
急いでいたので、観るともなしにそのまま走行。

初めはマシュマロの話をしていて、次の話題がなんと「夫ロス」
2年前にご主人を亡くされた方が映像で出ていて、立ち直れない苦しさを訴えてましたね。

ほどなく職場に着き、その後は観れないまま。

10時前、母を病院に連れて行くため時間休暇を取り再び車へ。
「あさイチ」まだやっていた。
ファックスで、「夫ロス」なんて流行語のような軽い言い方がショック!という投稿が読まれていた。


先週金曜日には、NHKの番組「ドキュメント72時間」を途中から観た。
お盆の3日間、大仏の立つ霊園に密着した映像。


どちらの番組も、断片的にしか観ていないけれど、自分と重なる部分があって興味深かった。

配偶者ロスは、親ロスより数倍傷が深いとか、、、。
確かに私も、父の墓にはお盆の時しか行かないが、夫の墓には月に数回通っているかも。
お花を替え、水を替え、お線香をたいてしばし佇む。
そうしていれば想いが伝えられ、落ち着く気がするから。

悲しみも、時が解決して薄まってゆくような気はするが、時間の経過とともに今度は別の角度からいろいろ想ってしまったり、、。
ようやく泣かずにしゃべれるようになったと思っていても、ふとした瞬間逆戻りしたり、、。

それでも私は、立ち直れない、辛い、、と泣きながら暮らしているわけではないし、現実を受け止めて、歩き出すしかないと思っている。


ただ思うのは、周りと、想いのギャップはどうしても生じるのかなと。
いつだったか借りた本に「未亡人」というのがあった。
その中で、忘れられない一節がある。
それは、亡くなった方の偲ぶ会をひらくという案内を貰った方の反応。
「身内にすれば亡くなったことはいつまでも昨日の事かもしれないけれど、俺にしたらもう過去の事なんだよな。」


「夫ロス」の私は、3回忌法要に向け、準備の真っ最中。
コメント (2)
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