ポジャギアートYangja-pang

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韓紙アート

2009-02-27 17:10:28 | Arts&Crafts2009
いったい何!? 
気持ちわるぅ~と思う方も多いかもしれません。



実はこれ、韓国のアーティスト、チョン・クァンヨン(全光栄)氏による作品。
三角形のポリスチレンフォームを1つひとつ韓紙で包み、
キャンバスを埋め尽くすという手法で作られています。
さまざまな試みの果てに、
韓国本来の「包む文化」にたどり着いたというチョン氏。
その原点は、漢方医であった叔父さんの家の天井から下げられていた
漢方薬の包みにあるといいます。

ポジャギはあくまでも平面のものですが、何かを包めば立体になる。
チョン氏の作品を見て、あらためてそれを再確認しました。
いや~それにしても強烈なインパクト。
この膨大な三角の集積(Aggregation)は、ひょっとして
ポジャギで包まれた「過剰な情」なのかもしれません。

全光栄氏のオフィシャル・サイトは、こちら↓
作品展のお知らせも併せてご覧ください。
http://www.chunkwangyoung.jp




ウィリアム・モリス

2009-02-05 10:16:48 | Arts&Crafts2009
ウィリアム・モリスのタペストリーをモチーフとした
刺繍に凝っていた時期がありました。
そもそもはイギリスのニードルポイント作家、Beth Russellの本に
出合ったのが運のツキ。
でも、ニードルポイントの材料はとても高価だったので
仕方なく(というか勝手に)DMCの刺繍糸に変換させ、
クロスステッチにしていたというわけですね。



↑の“Woodpecker”を仕上げた勢いで、
↓の“Peacock”に取り掛かったんですが……挫折しました(ーー;)
したがってコチラ↓は刺繍ではなく、
Beth Russellのニードルポイントの写真です。
同じ模様でも、これを刺繍糸1本でやると、
サイズが凝縮され、殆ど織と同じような感じになります。
実を言うと私メは、そちらのほうが好み(~_~;)



さて本題。
現在、東京都美術館で開催されている
生活と芸術─アーツ&クラフツ展で、
この孔雀の元ネタを見ることができるんですね。
それがこちら↓


ウィリアム・モリス「森」
ヴィクトリア&アルバート美術館蔵

なにせ約130×450cm の超大作なので、
全体像を把握するのが難しいんですが
よ~く見ると、左のほうにこの「孔雀」がおります。
動物達の背後に「これでもかっ!」という感じで渦巻いている
アーカンサスの葉っぱのデザインがすごいでしょ。

モリスが提唱したアーツ&クラフツの作品群を
全面的に好きというわけではない私メですが
この、あまりにも過剰な「森」のパワーを
いま一度わけてもらいに行こうと思っております(~o~)



刺繍で綴る母の愛

2009-01-25 09:32:25 | Arts&Crafts2009
過日、ちょろっとお知らせした
「刺繍で綴る母の愛」を見てきました。
うまい具合に、東京ドームと至近距離だったので
キルトフェスティバルのついでに見るかなあ
…という気分だったのですが……

いやぁ 驚いた!
実に充実した、インパクトの強い展示会です。
この刺繍の精緻さ、艶やかさは圧倒的。
伝統をしっかり継承しながらも
比較的時代の新しいものが多いので、
状態もよく、刺し方もはっきり見えてよくわかります。
写真も撮れず(勝手に撮ってた人いましたけどね(~_~;)
図録もないので(勿体ないなあ…)
こればかりは観にいっていただくほかありませんが
我が子を「邪」から守ろうとする母の「念」の強さに圧倒されます。

何も写真がないと寂しいので、チラシから転載↓




2月22日まで、日中友好会館美術館で開催されているので、
また行こう!と思っております(~_~;)。
詳細はコチラまで

石を買う

2009-01-21 09:29:27 | Arts&Crafts2009
鉄の次は石か(?_?)
いつもバスで通り過ぎるだけだった場所に
たまたま立ち寄る機会があって、
なんとなく気になっていたお店を覗いてみたら
またまた吸引されてしまいました。



吉川晃司によく似たお兄ちゃんが
一生懸命説明してくれたところによると
モンゴルの山奥で取れた「本物の」石なんだそうな(~_~;)
まあ、値段が値段ですから、そこらへんはど~でもいいんですが。

私メはターコイズブルーという色が好きで
布ではわりと集めているのですが
石となると、なぜか気に入るものがありませんでした。
ちょっと「青」が強い気がしてたんですね。
でも、この石は緑の混じり加減も艶も程がいい。

もともと色石は身に付けないタイプなので
アクセサリーにする気はありませんが、
開高健氏の名作『珠玉』にならい
時折眺めて楽しむこととしましょう。
お似合いの巾着も作ってやらなければ。

鉄を買う

2009-01-14 09:13:17 | Arts&Crafts2009
美しい布やアクセサリーがたくさん並んでいるにもかかわらず
昨日、私メをぐぐっと魅きつけたのは、
コレ!



鉄製のキューブです。
一辺は約3.7×3.7cm、重さ約430g。
6面のひとつひとつに微妙な表情があるので……



どこからどう見ても面白い。



周囲の評判は「???」です。
でも、私メは好きなんですよ。これが。
陶芸家の「こばやしゆう」という方の作品だそうです。
メインの土モノではなく、金属を選んじゃってすみませんm(__)m