ポジャギアートYangja-pang

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待望の資料\(~o~)/

2015-05-30 12:25:00 | 美しい本
FB友達が、そのまたお友達のブログで見て、すごくいいからと紹介してくださった
『우리 옷감 이야기 103』(私たちの布の話103)
韓国の伝統的な服地を103種ピックアップし、なんと見本とともに紹介!
常日頃、「この布はいったいどのよ~な名称、性質、用途なのか」と思い悩み
お店で聞いてもかなりアバウトな答えしか返って来ず、
もちろん、言葉も通じない相手に説明するのは向こうも面倒なんでしょうけど
そのよ~な謎の扉を開いてくれる、素晴らしい資料です。
感謝感激\(~o~)/



わ~、こんな本が出ていたんだ! と喜び勇んで注文したら
首を長くするヒマもなく届いてしまいました。
メンドーだけど、来るとなったら異常に速い教保文庫(@_@)

本書は 1)布を調べる 2)加工および染色 3)布を理解する
の三部から成り、主に織り方の種類によって大別され、
さらに細分化していくという構成がとられています。
ごっついファイル仕立てで、ページをめくるのも一苦労ですが
一口にミョンジュのタンのサのと言っても、そりゃ~もう千差万別なので
このようにシッカと軸を定めた分類をしてもらえると、とても嬉しい。



そもそも私は布やら染色やらに関する知識(興味も)が殆どなく
ただひたすら、目に飛び込んできた美しいものを買い漁ってきた
…という意識しかないので、豚に真珠だよと思われても仕方ありませんが
縁あって手元にある布の由来くらいは把握してやるのが仁義というもの。
そのために、今さらながら韓国語の勉強をしているんですからね。
(そのわりには全然読めないけど(^_^;)

驚いたのは、
冒頭に登場してきたのが「カルポオクサ(갈포욱사)」だったこと。
最初に市場で聞いた時は確か「カルポミョンジュ」と言われた気がしますが、
なんでもカルポとはもともと「葛布」の意味だそうで、
現代では少し時代がかった、というか古めかしい感じのする布地に
この言葉を借用していたらしい……とのことです。
ま、解読については今後の学習の課題として
とりあえずは、ウチの布たちと布見本を首っ引きで眺めることにしましょう(~o~)


教保文庫のネット通販には、これまでさんざん振り回されてきました。
ご存じのとおり、韓国でなんらのメンバーになろうと思うと、
どうしても「住民登録番号」あるいは「外国人登録証」の壁があり、
国外から参加することはなかなか難しいのですが
その点、教保はおおらかというか商売熱心というか
在外国人にも門戸を開いてくれていたのでした。
そこで8年くらい前、ソウルでお友達に手伝ってもらいながら登録を完了し、
それから1~2年は何の問題もなくお買物できていたのですが
ほんの数か月目を離した隙に、暗証番号が無効になってしまい
(なんでも、一定期間ログインしないと、暗証番号を作り直す必要があるらしい)
その時は暗証番号だけでは済まず、泣く泣く再登録(T_T)

その後、どうやらネット通販に代理店システムが導入されたようで
何やらいろんな画面が登場してきてワケがわからなくなったあげく
それまで何の問題もなかった某デパート系VISAがまったく効かなくなり
仕方なく銀行系VISAに変えてみたら、すんなりOK

しか~し!
さらに加えて「3D認証」なるシステムが導入されるにあたり、
カード発行元で「Vpass ID」なるものの登録が必要となり
よしんば、それらをクリアーしたとしても
ネットのご機嫌しだいで画面が動かなかったり、
ウンともスンとも言わないこともあり(ーー;)
ついでに言うと、この3D認証なるもの、
VISA JCB Master cardの3種にしか導入されておらず
使えるカードも自ずから限られ……

要するに、amazonや楽天でお買物するようなわけにはいかないのですが
それでも不思議なことに、「ど~しても欲しいっ!」モノについては
なんとかの一念が通じるのか、うまいこと行ってしまうのですね。
今回の本も、その一つであったと思われます。
何事も心頭滅却すれば、なんとやら(^_^;)

PUNK

2015-03-04 21:02:00 | 美しい本
沖潤子さんのことを、どう表現したらいいのか……
刺繍アーティストという肩書きは、なんだかちょっとそぐわない気がします。
でも、結局はそう言わざるを得ないのだろうなあ。



以前、たしか表参道のギャラリーで拝見したことのある彼女の作品は
なにやら細胞分裂を思わせるような逞しさと緻密さで、
ぐいぐい迫ってきました。
一般的な刺繍の概念を覆すような、
いや待てよ、刺繍とは本来このような魔術的な作業ではなかったかと
思わせるような。

そんな凄まじい作品たちがぎっしり詰まったのが
作品集『PUNK』(文藝春秋)です。
Facebookで友人から紹介してもらったこの本、
あまりにも衝撃的で、そう簡単には感想を述べられませんが
時間をかけてゆっくりと「咀嚼」していこうと思います。

沖潤子さんのHPはこちら⇒

BEYOND本、到着!(^^)!

2015-01-20 09:37:00 | 美しい本
昨秋からオーダー出していて、よ~やっと届きました。
BOJAGI & BEYOND(Chunghie Lee著)とJOOMCHI & BEYOND(Jiyoung Chung著)



これらの本の存在はずいぶん前から知っていたのだけれど、
たまたまKBFに参加することになって、たぶんその会場にも出てるだろう
……な~んて、タカをくくっていたのが大間違い。
「重いから持ってこなかったわよ。Beyond & Aboveのサイトからオーダーして」
と、Jiyoung氏にあっさり言われ
それじゃまあ仕方ないと、帰ってからサイトを覗いてみたら
なんと、BOJAGI & BEYONDのほうはただいま品切れ中、Coming Soonとのこと。
しかし、そのComing soonが長かった……(~_~;)

ようやく新版のお知らせがアップされたのが11月。
表紙が変わって、タイトルもBOJAGI & BEYOND Ⅱになっていたけれど、
これはどうやらKBF情報を追加したかららしい。
前回の表紙のほうが好きだけどな、まあいいや……と早速オーダーし、
Paypalで代金も支払って(幸い、現在よりずっと円高)
1週間くらいで来るかな~なんて期待していたら、これが全然来ない!
まあね、一昔前は洋書注文するしたら、2~3か月待ちは当たり前だったわけで
それ考えれば1カ月くらい……と思っているうちに
なんと暮になってKBFのほうから「新版出来、注文開始」のメールが。
じゃあ、サイトのオーダーフォームは一体何だったんだ!?
いささか心配になって問い合わせてみると、
どういう関係か、KBFでお知り合いになったKaren氏から
「たぶん来週あたり、韓国から送付されると思う」との返事。
う~む……いったいどこで、どう取り扱っているんだろうか(謎@_@;)

何はともあれ、それから待つこと約1カ月、
昨夜よ~やく待望の2冊がJiyoung Chung氏から直接届いたというわけですが、
なぜか請求書まで同封されていて、その文面がまた謎
オーダー受付は11月、「ご注文の本は12月末に送付予定」とあるにもかかわらず
発行日はなんと1月9日で、書類の住所はミネアポリス!
どうもオーダーが日米韓をウロウロしていたみたいだわ(@_@)

さて、前置きが異常に長くなりましたが、
ようやく手にしたこの2冊、思った以上に楽しい内容です。
Chunghie氏の作品集というだけでなく、ポジャギの過去現在未来を見据えて
創作の参考にしてもらえれば……という意図がはっきりしているし、
彼女の作品がいかに斬新に見えようとも、
ポジャギの伝統がしっかりベースになっていることは、この本を見れば一目瞭然です。
一念発起して、纏えるポジャギにトライしてみようか
……な~んて思っちゃったりして(^_^;)←冗談です。



JOOMCHIのほうは、一見したところいささかヘビーなアートに思えるけれど
こちらも伝統的な美意識が土台となっていることは間違いありません。
ポジャギとの融合という可能性を考えれば、きわめて興味深い分野です。



自分でJOOMCHIつくれるとは思えないけど
素材としては、すごく面白そう。いつかトライしてみたい!

……というわけで、今朝はいささか興奮ぎみ。
やっぱり、欲しいモノはすぐ手に入るより
ちょっとだけ待つ時間があったほうが楽しいですね。

※これらの本にご興味のある方は、こちらのサイトをご覧ください


Templestay誌

2014-08-01 11:37:00 | 美しい本
韓国文化院の図書館でゲットできる、Templestay誌。
静かな山寺で心身をリフレッシュさせようというプログラムが
韓国各地では熱心に行われていますが、
その一環として、このよ~な美しい雑誌が配布されているのですね。
韓国語版と、そのダイジェスト版としての英語版がありますが
こちらは↓、2014年夏号の韓国語版。
上半分がカバーで、ユーモラスな魚人(?)が描かれているのが表紙です。



毎回、ちょこっとながら伝統工芸を紹介するページもあって、今回は「韓服」
こちらは↓英語版のページです。



実はこの冊子、HPからもダウンロードできます。
PC環境によって異なるかもしれませんが、こちらのサイトを開いてみてください。

http://www.templestay.com/common/media/brochure_list.asp?c_idx=7

バックナンバーも見ることができます。
ちなみに春号では金潤善さんの美しいセッシルヌビが見られますよ(*^_^*)



待望のポジャギ本!

2014-07-09 09:32:00 | 美しい本
2009年に韓国のミジン社から刊行されていた金賢姫著『ポジャギマントゥルギ』が
日本語版『美しき韓国の伝統 ポジャギづくり』(実業之日本社)として発売されます!



詳細については、こちら⇒★のサイトをご覧ください。

ミジン社からは初版・改訂版が出版されていますが
表紙に使われている写真は、日本版とは違っています。
ちなみに、韓国版(改訂版)の表紙はこちら↓



各種オンラインストアでも予約販売を受け付けています。
私もまだ実際に手にとっていないので、一抹の不安がないこともないのですが、
作品の素晴らしさに比べれば、そんなことはまあ枝葉末節……ということで
感想はまた後日。
まずは取り急ぎ、お知らせまで(*^_^*)