ポジャギアートYangja-pang

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

伝統柄のアレンジ

2014-02-27 20:23:00 | 美しい本
ちょっと前から欲しいな~、でもちょっと使えないかな
どうしようかな~と悩んでいた『아름다운 우리 무늬』(美しい私たちの柄)
やっぱり買ってしまいました(~o~)



韓国の伝統的な文様をテーマ別に構成し、
デザインや設計の現場でスムースに利用できるようまとめたもので
伝統柄がPCでかなり大胆に応用展開されています。
ご覧のとおり、これはシリーズの3巻で、
ポジャギ、卍、お餅の型、格子がテーマ。
グラフィックデザインの本ですから、ポジャギ的には難しい面もありますが
逆に、ひとつ挑戦してみよ~じゃないかとかきたててくれるものも多く
勉強になります。もっと早く買えばよかった!



シリーズは全4冊。
思わず「ジャケ買い」したくなるような、きれいな表紙でしょう?
1巻は花模様、2巻は瓦、4巻は仮面と大極。
本当は全部欲しいけれど、いまのところはターコイズブルーの3巻でOK。
各巻にはDVDもついていて、掲載の柄をPC上で見ることもできます。
教保文庫のサイトでも詳しく紹介されていますので、
可能な方は上記の書名で検索の上、ご覧ください。
眺めてるだけでも楽しいですよ~(*^_^*)


やはり実物

2014-02-08 11:20:00 | 美しい本
なんと、東京に大雪警報が出ています。
明日にかけて降り続き、かなりの積雪があるらしい。
「無理な外出は避けてください」とニュースでも再三呼び掛けているので
この週末は、韓国のポジャギ本でも眺めながら過ごすことに。
でも、結局行き着いてしまうのが、初めて買ったこちら↓


(上がサック、下が本体です。重いんだわ、これが…)

ご存じ、絲田刺繍博物館の The Wonder Cloth 옛 보자기
1988年の出版ですが、私が買ったのはそれから10年ほど経った頃。
有楽町の「織田有」で見本を手に取ったきり、もう目が吸い寄せられてしまい、
思わず、「この本は手に入りますか?」と聞いてしまったのが運のツキ(^_^;)
お店の方がその場で博物館に電話して、あっという間にご注文OK~
こうなるともう、お値段なんか聞けませんわね。
もちろん手持ちでは足りず、振込にさせてもらいました(爆)
でも、結局はこの本が私のバイブルになったわけですから幸せです。

許東華さんのコレクションは、日本でも広く紹介されるようになり、
現在も京都の高麗美術館で展示会が開催されていますが
写真で見るなら、この本ともうひとつ、これまたおっそろしく重い2冊組の 
이렇게 예쁜 보자기+이렇게 소중한 보자기 역사
(このように美しいポジャギ+このように大切なポジャギの歴史)
に、やはり行きついてしまう気がします。
ただし、両方とも同じコレクションを紹介しているわけですから
多少の違いはあれど、内容が重複している点は仕方ありません。

その後、あくまでも骨董家具や陶器のついで、ではありますが、
日本でもポジャギが紹介されるようになりました。
しかしながら、やっぱり実物を見なきゃダメだなあ…と痛感させられたのが
1999年発行の『別冊太陽 李朝工芸』で紹介されたこちらの写真↓



Wonder Clothではこのように写っているのですよ
ちょっと見たとところ、同じものとは……↓



どちらがお好みかはさておき、なぜこれほどまでに色が違うのか!
照明やセットの違いはあるにせよ、カメラマンは実物を見ているわけですから
好き嫌いにとらわれず、できる限り近い色に撮影するのがスジではないでしょうか。
ま、それがそうでもないことは、後日イヤというほど思い知らされるのですが、
これはこれでまた「何がなんでも絲田に行って、実物見ねばならぬ」と思わせてくれた
貴重な一冊と言えますわね(爆爆)

高麗美術館の展示は3月いっぱい。
ソウルで目にしたことのあるものも多いのでしょうが
やはり実物のもつ魅力には抗えません。
もうちょっと暖かくなったら、行こうと思っています(^_^;)






刺繍本とカレンダー

2013-12-08 10:10:00 | 美しい本
このところ、ちょっとご無沙汰していた新大久保の韓国広場グループ店で、
素敵なカレンダーが配布されている、とのshivaさん情報が)^o^(
ちょうど、帰りがけに寄るのに便利な場所にいたので、
喜び勇んで都営大江戸線・東新宿へ。いわゆる職安通り上に出口があるため
韓国広場やコリアプラザに行くには、こちらのほうが便利なのです。

そのカレンダーとは、こちら⇒

閨房工芸研究家イ・ミソクさんのカレンダー、
そういえば4年前の暮、韓国広場グループの「仁寺洞」で、
イ・ミソクさんとお弟子さんたちの作品展がありました。
その様子はこちら
その時もカレンダーを売っていたなあ…と思い出しつつ、コリアプラザへ。

ところが既に時遅し……だったのか、無料配布は行われておらず
2500円以上お買い上げの方に差し上げますとのこと。
まあ、せっかくだから書籍でも覗いてみようかと2階に上ってみたら、
な、なんと!
イ・ミソク、キム・ジョンホ、キム・ヘジョンの3氏による共著
『생할 속에 올올이 꽃피는 자수』が平積みになっているじゃ~ありませんか。
(暮しの中で一糸ごとに花咲く刺繍……??? 変な日本語でスミマセン)



今年の2月に出版された本で、教保文庫のサイトでも見てはいましたが、
表紙がこんな感じですから、よくある西洋刺繍系かなとスルーしちゃってました。
ところが中をめくってみたところ、最後のほうに、
伝統模様をアレンジしたイ・ミソクさんの作品と図案が載っているじゃありませんか。
しかも、その多くがカレンダーに転用されているもの。
表紙からはまるっきり想像がつきません。



定価35,000Wが3,500円……ってことは、昨今のレートや送料を考えてもお得!
ということで、文句なく購入。ついでにカレンダーも1部、有り難く頂戴しました。
ただ、こう見えて遠慮がちな性格である私は
「カレンダーもっとください」とは言えず……申し訳ありません(T_T)

しか~し!
実際に本の中身を確認できたことは収穫でした。
生活の中で気軽に楽しめる刺繍がテーマですから、
枠張りや糸縒りといった作業はなく、布も糸も木綿(一部リネン)
本格的な刺繍は無理でも、伝統模様を楽しみたいという人には
3分の1だけでも十分価値があると思います。
もっとも、伝統的な技法があってこそのアレンジですけどね(^_^;

ご存じのとおり、コリアプラザはいわゆる韓流本/DVD/CDが主流なので
このテの工芸本にはあまり人気がないとみえ、現時点ではまだ平積みされています。
この先もうちょっとディスカウントの可能性があるかも……(謎)
ひょっとしたら、違う場所でカレンダーも配布されているのかもしれません。
ただそのへんは私メには分かりかねますので、ご容赦のほど。

2013年版、Haruhanaの韓国刺繍日めくり。
こちらはもう、叩き売りの500円。ただし、返品・交換不可(^_^;)



テンプルステイ

2013-08-30 18:12:00 | 美しい本
先日、韓紙展のついでに文化院の図書館に寄ってみたら、
「ご自由にお持ちください」コーナーに『韓国の古寺・古塔』があったので
迷わず頂いちゃいました。(なんと2000円もする単行本なんですよ)
そのほか、Templestayという季刊誌があったので……



パラパラとめくってみたら、なんとポジャギの話題が!



キム・ミョンスクさんという方の小特集でした。
このポジャギは古い手織りのムミョン(木綿)なのだとか。
面白い縫い方してますね~
この方は、素夢子古茶屋(京都)でも作品を展示したことがあるそうですよ。

掲載されているURLにアクセスしてみたら、
こちら⇒のサイトでバックナンバーが数冊ダウンロードできることがわかりました。
きれいな雑誌! 韓国語版と英語版があって、どちらも素敵
美しい景色、工芸、それに精進料理(*^_^*)
今年の春号(韓国語版)には、キム・ミョンスクさんの話題がもう少し詳しく載っています。

お寺さんにステイするのはちょっと気が進まないけれど(^_^;)
こんな景色の中で制作したら、さぞかし清涼なポジャギができるのではないかな。



教保の謎

2013-08-13 08:12:00 | 美しい本
今回はちょっと長文です。
面倒な方はスルーしてくださいね(~o~)

大判のポジャギに取り掛かるたびに、
「今年こそは作業環境を改善するゾ!」と意気込むものの
現在に至ってもその兆しは見えておりません(T_T)
布も本も「みかん」も増える一方……
そうは言っても、新しい本が出ていれば見てみたいのが人情。
最近では韓国閨房工芸系の新刊をいち早く扱ってくれるサイトもあって
私のようなナマケモノにとってはとても有り難いのですが
当然のことながら競争率も高いので、
気づいた時にはもう「売り切れ」なんてことも少なくありません。
そこで久しぶりに、教保文庫のネット販売を利用してみることにしました。

韓国のショッピングサイトでは、殆どの場合「住民登録番号」の記載が必要です。
その点、外国人(海外在住者)にも門戸を開いている教保は、とても貴重な存在。
しょっちゅう眺めては、イロイロと注文して楽しんでいました。
ところが3年ほど前にPCを変えた時点で、なぜかセキュリティが過剰に働き、
アクセスエラーが頻繁に起きるようになってしまいました。
なとかサイトを見ることはできても、ログインできない。つまり注文ができないわけです。
(でも広告宣伝メールはきちんと届くので、抹消されているわけではないみたい)
このよ~な状態が長く続いたため、いい加減アタマに来て、
新たに登録をし直したのが昨年の暮。それでログインは問題なくなったものの
今度はクレジットカードの対応がまったく違っているではありませんか!?

ちなみに教保の場合、海外のクレジットカードで対応可能なのは
VISA、JCB、MASTER CARDの3種類だけです。
私が常用しているカードはなぜか汎用性が低く、韓国国内でも断られることが多いので
上記3種のうち、某百貨店とタイアップのカードを利用していました。
ところが、いつの間にやらそのカードが通用しなくなっており、
注文の最終段階でNGになってしまうのです。
3D認証なんていわれても、サッパリ分からないしねえ……
プロパ-のカードなら問題ないんでしょうが、これ以上カードを増やすのも何だし。

ところがその時、ふと思い出したのが「銀行系カード」
私はふだん、いわゆるキャッシュカードというものしか使っていませんが
考えてみたら数年前、必要に迫られて某銀行口座を開設した折、
自動的に作ってくれたカードに、クレジット機能がついていたのですね。
そのカードが、なんと見事にヒットしたというわけです。

聞くところによると、韓国では銀行系カードの信頼性が非常に高いのだとか。
それでも、ネットのご機嫌かセキュリティの都合によるものか
3度に1度の割合でNGをかまされることもあり、
全面的に信頼できるというわけでもありません。
昨日は買えたけれど今日は買えないということも大いにあるわけで、
げんに、前回アクセスした時にはまるっきりダメでした。
ここらへんは、教保に関する大きな謎。
もっとも、このよ~なコトで戸惑っているのは、私だけかもしれませんが(*_*)

でもまあ、今回に関しては、無事、購入することができました。
前置きが長くなりましたが、その本がこちら↓



『美しい刺繍』(이승희著 한문화사刊)←今年初めに出ていたようです。
作品としての刺繍はそれほど載っていませんが
プロセス写真が細かく、超アップも多いので、初心者には有り難いですね。
個人的には、これまでトライしたことのない針山の作り方が嬉しいかな(~o~)



蛇足ながら……
教保のネットで本を購入する場合、送料がかなり高くつきます。
本の価格によって多少の差はありますが、
送料込だと、1.5~2倍くらいの値段になってしまいます。
勿体ないと思うかどうかは、それぞれの価値観なので何とも言えませんが
私自身は、必要経費と割り切っています。

暑いのに駄文にお付き合いいただき、
申し訳ありませんでした。