ポジャギアートYangja-pang

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尼僧院の食膳

2010-05-17 17:32:00 | 美しい本
私メは精進料理の隠れファンです。
自ら実践することは絶対にないという意味で
「隠れ」なのですが、
お坊さんの料理本やらサイトやらは大好きで
けっこうストックしています。

つい先日も、教保文庫で素敵な本をみつけてしまいました。
『12ヶ月の寺院の食膳』(大安尼 著/リビングデザイン刊)
(たぶん、↑このよ~な意味でよいのではと思います(~o~)



四季折々の食材を使った心づくしのお料理に
ちょこっと添えられたポジャギの愛らしさ(*^_^*)





お坊さんの食卓というと、なんとなく無彩色な感じがありますが
そんなことは全くないんですね。
茶目っ気たっぷりの尼さんの笑顔が浮かんできそうな
ほんわかと可愛らしいお食膳の数々。
食卓を彩るポジャギなら、こういうのを目指したいですね!



内なる本棚

2010-04-20 10:17:00 | 美しい本
過日、日曜美術館のアートシーンで
とても興味深い作品展を紹介していました。
ヴァンジ彫刻庭園美術館で開催中の
「アイラン・カン──内なる本棚」展。


© AiranKang Courtesy of Yumiko Chiba Associate

その内容についてはこちらのサイトをご覧いただいたほうがてっとり早いのですが
光り輝く本が整然と、あるいは雑然と並ぶ空間を見た瞬間、
「あ、ポジャギみたい」と直感した通り、
作者はソウル出身、現在は梨花大で教鞭をとっておられる方だとか。
形而下的な本好きとポジャギDNAの合体!
不遜ながら(すみません)私メと感覚の似た方かも。
これは是非とも行かねば……

問題は、ヴァンジ彫刻庭園美術館の所在地がいささか遠いことですが
調べてみたらなんと、ベルナール・ビュフェ美術館のすぐ近く!
というより、あの一帯の美しい丘陵が、クレマチスの丘なる庭園になっていて、
美術館やらカフェやらが点在しているらしい(*^_^*)
その昔ビュフェ美術館を訪れた時には、
あまりに閑散とした様子に心配になったものですが
私メがぼ~っとしている間に、なにやら素晴らしいアートゾーンに
進化していたようです。
GWは混みそうだから、その前にひとっ走り……(@_@)
Promise(約束)と題したRandomⅥ
少し大きくなりました。現在48×48cm



このあたりで第一パーツを終了
次なる段階に入ります。
細長いハギレとの格闘になる模様。

このポジャギがなぜ「約束」なのか?
その経緯についてはいずれお話することになると思います。


ちょっと昔の料理本

2010-04-16 11:03:00 | 美しい本
モノの使われ方ということについて
真剣に考えねばならないなあと
遅ればせながら思い始めている今日この頃です。
……って、べつに大したことじゃありません。
布と本の増殖に音を上げているだけの話ですがな(~_~;)

とはいえ、10年くらい前に出版されたこれらの本を眺めていると
ポジャギとお料理の親密な関係がほのぼのと伝わってきて、
心が和みます。

尼僧のお寺の料理に



お祖母ちゃんの最高の韓国料理



両方とも10年くらい前の本。
紹介されている料理の数も半端じゃありませんが
随所にさり気なく使われているチョガッポとお料理の親密な関係が
とても魅力的で、ついつい時間を忘れて眺めてしまいます。
眺めるだけで一向に「身にならない」のが
辛いところですが(T_T)
そろそろ指と爪(!?)が痛くなってきました(~o~)




枕飾りと糸巻

2010-04-08 09:45:00 | 美しい本
先月オーダーしてあった康允誠さんデザインの本が届きました。



アイボリーの布張りに銀の箔押し。
爽やかな若草色の布張りの函に入っているのは
『こんなに素朴なペゲンモ(枕飾り)』
函の色は若草・朱・薄墨からお任せでしたが、
私メには若草が当たりました(嬉し~(*^_^*)
ペゲンモとは枕の両端の飾りで、刺繍や木工、螺鈿など
さまざまな装飾が施されています。
本書は絲田刺繍博物館の所蔵品を収録したものなので、
必然的に布系が中心ですが……



おなじみの鳳凰柄。でもこの配色はちょっと珍しい。


これもおなじみの細工ですが、密度というか濃さがすごい!

さらにもう1冊は同博物館で開催されたと思われる「絲覇展」のカタログ。
絲覇(サペ)とは古い時代の糸巻きの呼び名で、
これも木工、刺繍、螺鈿、華角、象牙等々、
さまざまな素材で作られています。



中でも華角(右)は、牛の角を薄く紙のように削って彩色したもの。
こんな美しい糸巻きにはやはり絹糸を巻いたのでしょうね。
糸巻きにぎっちりと糸を巻いておくと生涯衣服に困らず、
広く巻くと「浮気心」が起きるのだとか。
何事も真心をこめてきちんと行うべしとの教訓だそうです(~_~;)

私メも心をこめて道具箱の整理をいたさねば。
気分も新たに「箱」を変えてみようかな(~o~)

ノリゲの本

2010-03-17 14:26:00 | 美しい本
またまた美しい本をゲットしてしまいました。
『ノリゲ 伝統韓服の風雅』金京子著・金明順訳(東方出版)



小さくて可愛らしい本ですが、
ノリゲに関する基礎知識がしっかり網羅されています。
サイズの割にお値段は少々張るものの、なにしろ日本語だし(~o~)
これだけコンパクトにまとまったものは初めてなので
資料としては価値が高いと思います。

内容にご興味おありの方は、こちら↓をご覧ください。
http://www.tohoshuppan.co.jp/2010ho/10-01/s10-154-1.html
(amazonでも扱っていますが、説明がないので)

このシリーズは梨花女子大学コリア文化叢書ということで
この先も刊行が予定されているようです。楽しみ(*^_^*)