ポジャギアートYangja-pang

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

忘れてた!

2005-10-07 09:48:16 | ノンジャンル
もう1つ、ぜひとも見にいかねばならない展示を忘れてました。
「三井家伝来の能装束展」!

http://www.mitsukoshi.co.jp/nihombashi/mitsui/

高校生の頃、観世静夫氏演じる「羽衣」の
この世のものとは思えぬ美しさにすっかりイカれてしまいました。
とはいえ謡や仕舞を習うわけではなく
もっぱら見てるだけ・読んでるだけ。
そうなればどうしたって、興味は視覚のほうに向かいます。
というより、コレを見たくて舞台に目を凝らしているのかも。


この世に恨みを残した魂魄がさまよう夢幻能も美しいけれど、
私はどちらかというと、猿楽的明るさの残る演目のほうが好き。
なかでも、一番好きなのは「猩々」です。
孝行息子が酌めども尽きぬ酒壷を得たという伝説をもとに
陽気な酒の精が酔っ払って踊るという短い能ですが、
そこは酔っ払いなので、
面も装束もすべて赤と金のバリエーション。
これがまた素晴らしいんです。

普通は妖精が1匹(?)しか登場しないんですが、
「大瓶猩々」になると、
これが7~8匹わさわさと出てくるんだそうな。
おめでたい演目なので、わりとあちことでやってるようですし
画像資料はいくらでもあるのですが、
私はまだ実際の舞台を見たことがありません。
壮観でしょうねえ……
どなたかご覧になったことありますか?