ポジャギアートYangja-pang

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紗…っぽいかな?

2008-09-10 10:17:01 | ポジャギ2008
「──お姐さん、八月では絽より紗でございますよ」
「そうかしら、でも紗じゃ染めても立たないし」
「翠紗の下にお召しになる襦袢をお染めになったらいかがでしょう」
「ああ、そうねえ」
「波の柄を織り出した紗の下に、千鳥を染めた長襦袢という工合にいたしますと、歩けば千鳥が飛ぶように見えますし、波も動きますし、よろしゅうございますよ」
「波に千鳥ね」
「まあ、たとえばでございますがね」
(有吉佐和子著『木瓜の花』より)

↑の小説は大好きで、何度も読み返しているのですが
女主人公が夏の訪問着について呉服屋と語り合うこの場面は
光景が目に浮かぶようで楽しい(*^_^*)

で、そのよ~な素敵なお召し物には遠くおよびませんが
ノバンの裏にスッコサという、
普通とは逆の組み合わせも面白いです。



この、模様が出たり出なかったりするとこがよいのよね。