ポジャギアートYangja-pang

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クレーの日記

2009-05-12 15:34:00 | Arts&Crafts2009
『クレーの日記』(新潮社)を手に入れることができました。
それも、申し訳ないほどのお値段で(^_^;)
当然もっていてよいはずの本なのに、
これまで、なぜかご縁がなかったのですね。



実はつい最近、詳細なクレー研究を加えた新編訳版が
みすず書房から出版されています。
すご~く充実した内容であることは間違いないのですが
値段はともかく、いかにも学術書っぽいし、
だいいち、気軽に持ち運びべるサイズではないのですよ。
その点、旧版のほうが手に馴染みやすく
何より、この黄色い布貼りの装丁がとても美しい(*^_^*)

ポジャギはよく、クレーやモンドリアンの作品に例えられます。
それが造形的な印象なのか、色彩か
あるいは、まったく別の「何か」なのかはわかりません。
でも、初めてポジャギと出会ったとき、
手工芸というより絵画と捉えてしまった私メにとって、
その「何か」は、最大の謎であり興味です。

画家がインスピレーションをどう具現化にするかについて、
クレーほど示唆に富む言葉を遺した人は少ないでしょう。
ゆっくりと時間をかけて、それらの言葉を味わいたいと思います。