お正月、歌留多などを楽しまれた方もいらっしゃると思います。
ほとんど風流を解さぬ私メではありますが、
春の歌で最も好きなものといえば、何といってもこちら↓
薄く濃き 野辺の緑の若草に 跡まで見ゆる雪のむら消え
ああ、なんというビジュアライズな表現でしょう。
作者の宮内卿は平安末期(鎌倉初期)の女流歌人で、
才能を惜しまれつつ20歳前後で早逝されたそうですが、
この一首で「若草の宮内卿」と称され、1000年の後も愛されています。
いつかこんな光景をポジャギで表してみたいものよと
春が来るたびに(空しく)願っています。
さて、そのような早春にふさわしい、限りなく淡い「早緑」
こちらも、今はもう手に入らない「ひょうたん」印58番の色です。

薄い、薄~い、触れたら溶けてしまいそうなほど儚い緑。
これが生成りの布によく乗ります。
このての色なら、どのメーカーにもあるだろうとタカをくくっていたら
あにはからんや、これがなかなか見つかりません。
そこで、私メが知る限り現存する最後の「ひょうたん」取扱店で
残っていた在庫を頂戴してしまいました。
宮内卿さんの境地に少しでも近づけるよう願いつつ
年初めにひとつ封を切っています。
ほとんど風流を解さぬ私メではありますが、
春の歌で最も好きなものといえば、何といってもこちら↓
薄く濃き 野辺の緑の若草に 跡まで見ゆる雪のむら消え
ああ、なんというビジュアライズな表現でしょう。
作者の宮内卿は平安末期(鎌倉初期)の女流歌人で、
才能を惜しまれつつ20歳前後で早逝されたそうですが、
この一首で「若草の宮内卿」と称され、1000年の後も愛されています。
いつかこんな光景をポジャギで表してみたいものよと
春が来るたびに(空しく)願っています。
さて、そのような早春にふさわしい、限りなく淡い「早緑」
こちらも、今はもう手に入らない「ひょうたん」印58番の色です。

薄い、薄~い、触れたら溶けてしまいそうなほど儚い緑。
これが生成りの布によく乗ります。
このての色なら、どのメーカーにもあるだろうとタカをくくっていたら
あにはからんや、これがなかなか見つかりません。
そこで、私メが知る限り現存する最後の「ひょうたん」取扱店で
残っていた在庫を頂戴してしまいました。
宮内卿さんの境地に少しでも近づけるよう願いつつ
年初めにひとつ封を切っています。