「ちょっと遠いけど、素晴らしいポジャギ展をやってる!」
という情報をいただいて、行ってまいりました。
「POJAGI at a portrait 呉夏枝の写真展とともに」@小山市立車屋美術館
平成19年に国の登録文化財となった「小川家住宅」の旧米蔵を活用した美術館で
規模は小さいけれど、天井も奥行もたっぷりとした美しい空間です。
その真っ白な空間に、日本伝承染色振興会なる財団法人が所蔵する
アンティーク・ポジャギが展示されていました。
絹のポジャギは殆どがガラスケースの中に入っていましたが、
モシなどの一重仕立てについては
ポジャギ一枚一枚に合わせて木枠をつくり、内側に細い金属板をわたして
一見ピンのアタマのようにも見える小さなマグネットでポジャギを固定しています。
自然光も風も入らないお蔵の中ではありますが、
木枠を吊るすことで、一重仕立ての透明感を感じさせてくれます。
これまでいろんなポジャギ展を観てきましたが、
これほど凝った展示方法は初めて(お金もかかってますね、たぶん)!
このコレクションは、絲田刺繍博物館の許東華さんの監修なんだとか。
色モノについては、まったくその系統という感じです。
なので、それほど新味はありませんが、
展示方法も保存状態もよいので、色がとてもクリアに映えて見えます。
この可愛い薄絹のポジャギは、白地に堂々の赤糸!
写真が小さくて申し訳ありませんが、コウモリは薄い緑・ピンク・黄色の3つ。
オンマが娘さんに作ってあげたものでしょうか。母の「気合い」を感じます。
今回の展示は、アンティークポジャギだけでなく
呉夏枝さんというアーティストが撮影した、祖母・母・叔母のチマチョゴリ
碓井ゆいさんによるShadow workの3部構成になっています。
ゴージャス、かつモダンな模様のチマチョゴリ。
どちらの色もいいなあ。
オーガンジーの上に刺繍を施したもの。シャドウ(影)には、
金銭の対価にならない「影の労働」という意味もあるんだとか(*_*)
ご紹介した写真は展示のごく一部なので、可能な方はぜひ会場に足を運んでください。
JR宇都宮線・間々田駅西口から徒歩5分
国道4号線に面した建物で大きな看板も出ているので、すぐわかります。
会期も6月19日までと長いし、なにより入場料が400円!
これに、今回の展示内容12枚一組の絵葉書セットがついてきます。
呉夏枝さん、碓井ゆいさんの作品に関する詳細な説明もあります。
さらに、美術館向かい側にある旧小川家住宅も見学することができます。
(その中にも碓井さんの作品がちょこちょこっと潜んでいます)
なんという太っ腹企画でありましょうか。おそるべし、小山市!
「POJAGI at a portrait 呉夏枝の写真展とともに」
および車屋美術館の詳細につきましては、
こちらをクリックしてご覧ください⇒★展示会HP
という情報をいただいて、行ってまいりました。
「POJAGI at a portrait 呉夏枝の写真展とともに」@小山市立車屋美術館
平成19年に国の登録文化財となった「小川家住宅」の旧米蔵を活用した美術館で
規模は小さいけれど、天井も奥行もたっぷりとした美しい空間です。
その真っ白な空間に、日本伝承染色振興会なる財団法人が所蔵する
アンティーク・ポジャギが展示されていました。
絹のポジャギは殆どがガラスケースの中に入っていましたが、
モシなどの一重仕立てについては
ポジャギ一枚一枚に合わせて木枠をつくり、内側に細い金属板をわたして
一見ピンのアタマのようにも見える小さなマグネットでポジャギを固定しています。
自然光も風も入らないお蔵の中ではありますが、
木枠を吊るすことで、一重仕立ての透明感を感じさせてくれます。
これまでいろんなポジャギ展を観てきましたが、
これほど凝った展示方法は初めて(お金もかかってますね、たぶん)!
このコレクションは、絲田刺繍博物館の許東華さんの監修なんだとか。
色モノについては、まったくその系統という感じです。
なので、それほど新味はありませんが、
展示方法も保存状態もよいので、色がとてもクリアに映えて見えます。
この可愛い薄絹のポジャギは、白地に堂々の赤糸!
写真が小さくて申し訳ありませんが、コウモリは薄い緑・ピンク・黄色の3つ。
オンマが娘さんに作ってあげたものでしょうか。母の「気合い」を感じます。
今回の展示は、アンティークポジャギだけでなく
呉夏枝さんというアーティストが撮影した、祖母・母・叔母のチマチョゴリ
碓井ゆいさんによるShadow workの3部構成になっています。
ゴージャス、かつモダンな模様のチマチョゴリ。
どちらの色もいいなあ。
オーガンジーの上に刺繍を施したもの。シャドウ(影)には、
金銭の対価にならない「影の労働」という意味もあるんだとか(*_*)
ご紹介した写真は展示のごく一部なので、可能な方はぜひ会場に足を運んでください。
JR宇都宮線・間々田駅西口から徒歩5分
国道4号線に面した建物で大きな看板も出ているので、すぐわかります。
会期も6月19日までと長いし、なにより入場料が400円!
これに、今回の展示内容12枚一組の絵葉書セットがついてきます。
呉夏枝さん、碓井ゆいさんの作品に関する詳細な説明もあります。
さらに、美術館向かい側にある旧小川家住宅も見学することができます。
(その中にも碓井さんの作品がちょこちょこっと潜んでいます)
なんという太っ腹企画でありましょうか。おそるべし、小山市!
「POJAGI at a portrait 呉夏枝の写真展とともに」
および車屋美術館の詳細につきましては、
こちらをクリックしてご覧ください⇒★展示会HP