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ポジャギアートYangja-pang

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生マッコリの夜

2010-01-22 11:07:00 | 緩和休題(~_~;)
自分でもお酒に強いんだか弱いんだか、ちょっと分かりかねる私メは
「飲みにいく」となると、どうも警戒心のほうが先にたちます。
実際にはそこそこイケる口だと思うのですが、まず顔に出るのと、
飲み合わせ、食べ合わせによっては
いささか悪酔いする場合もありますので((+_+))
そのよ~なわけで、旅先で何かあってはイカンと、
ソウルでもなんとなく避けていた「マッコリ」
しかし、最近さすがにその美味しさに目覚めたものですから、
大寒の夜、新大久保の「生マッコリ家」に行ってきました。



生マッコリとは、まだ発酵中の段階のもの。
通常、発酵は3~4日で止まってしまうそうですが、
このお店では毎日仕込んでいるので、つねに「生」の味が楽しめるのだとか。
お椀の中でも時折プツプツ言ってる生マッコリは
とろみと甘みと爽やかさが渾然一体となった、実にフルーティな味わい。
カリッと香ばしいチヂミ(最近はべチャッとしたチヂミが多いのですが、
ここのは時間が経っても歯触りが変わらなかった!)
激辛のプルダック(鶏料理)、ホクホクの焼きニンニク、
韮たっぷりのチャプチェ、コラーゲンぷりっぷりの豚足などをサカナに
1ℓのお椀を2人で空けてしまいました。(まだイケそう)
後で残るかな~と、ちょっと心配だったのですが、
全然そんなことありませんでしたね。

そのよ~なわけで、すっかり味をしめた私メは、
「今後、ポジャギが1枚出来上がるたびにマッコリを飲みに行く!」と宣言し、
同行者にもお付き合いを強要したのでありました(~o~)
もちろん、小物じゃなくて大きめのポジャギですけどね。
さて、今年は何回飲みにいけるかな?
大久保通りからちょっと引っ込んだところにあります。
(場所や時間やメニューなどはHPで確認してくださいね)
「巨大ナマズ」がトレードマーク。
でもお店に1歩入ると、外観とはかなり雰囲気が違うんですよ!





ヌビ刺繍

2010-01-19 10:54:00 | ポジャギ2010
ヌビのお話はまだ続きます。
金海子さんのブースには、
ヌビ刺繍もかなり多く展示されていました。
(例によって写真がボケボケなのは許してね(~o~)

チョゴリの紐に模様をあしらったもの↓
模様の周辺はヌビされていないみたいです。
お餅の型板のよう。



中央部分、すごく盛り上がっているので、
布と布の間に紐を通して、
両脇を縫いとめていくタイプの刺繍かなと、一瞬思ったのですが
そうなると、どこから紐を入れたかわからない。
やはりヌビのみの刺繍なのでしょう。



こちらも、それぞれの花(?)の中央部分から
返し縫いでヌビ刺繍されたものと思われます。
かなりぎっちり縫わないと、盛り上がりに欠けるので
力要りそう……



右側の赤いほうはほとんど写ってませんね、すみません。
左側の白、縦横斜め線のヌビです((+_+))



いつか私メも作ってみたい(あ~遠い夢だわ)
ヌビのポジャギ(ヌビ褓)。
初めはポジャギ全体をヌビったのかと思いましたが、
よくよくみたら針目が追っかけになっておりました。
ということはやはり、ヌビで何かを仕立てた時の残り布を
ポジャギに仕立てたものなんですね(当たり前か……(^_^;)
ということは、各パーツも鉢巻のように仕立ててから
縫い合わせたのでしょうか。
触れなかったけど、裏側も同じ仕上がりになっているのでしょうね。
見たかった~






ヌビ再び(追記あり)

2010-01-18 23:40:00 | ポジャギ2010
★追記★
よく考えてみたら、最初は間隔をあけて、
だんだん狭くしていくべきでしたね(^_^;)
次からはそうしよう……

金海子さんのワークショップに参加したのは、2003年11月のこと。
なんとそれから6年余放置していたキットを引っ張り出し、
やおらヌビっております。
まことにお見苦しい針目で申し訳ありません(^_^;)



何たって、金海子さんご自身が整えてくださったキット。
よろず整理整頓の苦手な私メにしては珍しく
やりかけのまま引き出しの底に大事にしまってありました。
歳月を経て、藤色のミョンジュはかなり褪色してしまいましたが……

ワークショップ当日は、まず絹糸を蝋引きし、
布をマフラーの形に縫ってから綿を広げて固定し、
裏返してアイロンをかけた後、再びしつけをしたところで、
敢無くタイムオーバーとなってしまいました。
要するに、ヌビに至るまでの準備が大変なんですわ。

畝の幅は5ミリ。初心者用なので布に薄く線が引いてあります。
本来は布の両端に力布をつけ、
大きなクリップ等で台に固定するのですが、
今回は横着して「自分なりの縫い方」で。
でも、しっかり綿が敷かれたミョンジュは、とろりと柔らかく、
念入りに蝋引きした糸はとても滑らかで、
思いのほかサクサクと作業が進みます
(出来上がりの良し悪しは別としてね(^_^;)
というより、当時は「私にゃ無理」と思っていたこの作業に
さほどの苦痛を感じない自分にも驚いています。

いや~、それにしても肌触りのよいミョンジュ(*^_^*)
夜寝るときに首周りが冷えないよう巻きつけるのだと
既に母親からリーチがかかっております。

神の手(追記あり)

2010-01-17 09:44:00 | ポジャギ2010
★追記★
金海子さんのHPはこちら
韓国語ですが、美しい作品写真もたくさん掲載されています。
ヌビの形もよくわかりますので、ご覧になってください。


この「手」にまたお目にかかりたくて
東京国際キルトフェスティバルに行ってきました。



ヌビの韓国人間国宝・金海子さん。
数年前にちょこっとだけワークショップに参加させていただき
「私メにヌビは無理っ!」と観念したものの
ず~っと憧れ続けていた方です。



韓国の工房では固い木の台を使用し、立ったままで作業をされますが
デモンストレーションでは急遽アイロン台を代用。
布の下に下敷きのようなものを置き、
針が当たる音とリズムを一定にして縫い進めていきます。
(布は台に固定してあります)

この方のヌビは、既に修業を超えて「修行」の領域です。
観想修道会のシスターが作業をされている時と
まったく同じ雰囲気をお持ちの方なんですね。
あのような混雑の中でも、金海子さんの周囲には
穏やで静謐な時間が流れているようです。
(そのよ~なわけで、トークショーはちょっとばかり
司会者のノリと噛み合っていないようでした(^_^;)



ブースにはたくさんの作品が展示されていますが、
金海子さんのヌビは、あまりに細かいので(畝も3mmから)
写真もうまく撮れません。
会期はまだ続きますので可能な方はぜひ足を運び、
実際にご覧になってください。

さて、例によって会場にはものすごい数の作品が展示されています。
ポジャギも少しずつ存在感を増していて、
大きな賞を受賞された方もあり、嬉しい限り。
たくさんの作品から多くの刺激を頂きました。
その中からほんの一部を……

縦横2mもの大作が並ぶ中で、小ぶりながらもピリッと辛い
ミョンジュのポジャギ。韓国の方の作品です。



ポジャギのボーダーに何気にあしらわれた
刺子のような刺繍。もちろん本体も素敵なのですが
なんたって、この部分がすごいっ!



こちらはキルト。細長~いハギレを繋いだものだと思いますが
ポジャギにも通じるデザインですよね。



実は私、和のキルトがちょっと苦手なのですが、
こちらの作品にはとても惹かれました。
ドンザのような迫力のある素材感が魅力的です。



まだまだ、写真はたくさんありますが
今日のところはこのへんで……

トゥルマギ(コートのようなもの。もちろんヌビです)姿を
撮らせてくださ~い!とお願いしたら、
快くカメラの前に立ってくださったのですが、
そこになぜか、見知らぬアジュマがす~っと近寄り
腕をガシっと取って、にっこり満面の笑み!
金海子さんもちょっと当惑の表情ですね。
すみません、カットさせていただきました(^_^;)




ギザギザ2

2010-01-15 21:28:00 | ポジャギ2010
ギザギザ・カクカクの続きです。
現時点で20×26cmくらい。



なんとなく、面白い景色になってきたような。
「景色」という言葉は、
ポジャギの魅力の一つのカギではないかと
私メは勝手に思っています。
あくまでも抽象的な概念ですが。

ところでこの布は「テファサ」というのだそうです。
大きな花模様の紗かな(大花紗)?
地の部分がやや粗く、凹凸がありますが
比較的縫いやすい布です。