今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

6月27日・米国産牛肉再再開でテレビ収録

2006-06-27 23:20:06 | 商店会長のコメント
10:00~10:30農水省流通課長さんと打合せ
15:00~17:00日本小売業協会で講演 会場は東京商工会議所
20:15 議員会館前にお迎えの車が来て日本テレビ汐留スタジオへ。
21:00  【ここがわからん! アメリカ産牛肉輸入再再開】の収録。

月曜日から金曜日まで毎日夕方に日本テレビで放送されている「リアルタイム」というニュース番組の中の【ここがわからん!】というコーナーに出演です。タレントの伊集院 光さん、森 公美子さん、阿藤 海さんが私と葛飾区と江戸川区の一部、東京17区選出の平沢勝栄先生に疑問をぶつけ、我々が答えました。明後日、6月29日の夕方から放送される予定の番組収録です。

「米国産牛肉は危険じゃないのか?」という質問から入りましたので、従来から言っている「そもそもBSE(牛海綿脳症)はプリオンというタンパク質が異常変異を起こす病気で、その異常プリオンが蓄積する事で脳をスポンジの様な状態にします。ただ、その異常プリオンは従来から日本では食用に供されていない部位、いわゆる特定危険部位にのみ蓄積されていることは検査等で明らかにされています。今も、これからも特定危険部位という所を取り除けばまったく危険はなく美味しく牛肉を召し上がっていただけます。」と発言しました。

ただ、「発症の原因は肉骨粉の飼料に有るとされていますが現在この肉骨粉の飼料としての使用は禁止されていますのでこの飼料を食べずに育てられた牛からはBSEが出なくなってはっきりすると思います」という事は場の流れで言えませんでした。

「日本国内での消費総量のうち30%を占めていた米国産牛肉が入って来なくなったのですから当然お肉の値段は上がっていますし、焼肉屋さんの数も減ったままです。」と発言しましたがはたして放送で使っていただけるか、疑問です。

「科学的知見」と「漠然とした不安」のせめぎあいのようになったと思います。全てを言い尽くせたとは思っていませんし、時間の限られた短いコーナーですので、テレビ局がどのような編集をされるのか、お任せするしかありません。

ただ、販売者の立場に立って考えたら「科学的知見」で安全だということが証明されているならもっと大きな声でお客様に伝えなければならないでしょうし、加工品に原産国表示をして欲しいというお客様の声が有って、その要望に沿えば販売につながるという店主としての読みが有るならば店の差別化という側面からも詳細な表示が必要なのでは、と思いました。

国会議員の立場としては「漠然とした不安」を払拭するのは販売者だけでなく、輸入再開を販売者と同じに強く求めたアメリカ政府にも有ると感じました。具体的にはシーハー駐日大使が先頭に立って販売者の皆さんと一緒に米国産牛肉の安心、安全を大きな声で伝えるパフォーマンスをするべきです。

現在、アメリカに行っている日本向け処理場、35箇所を検査している担当官が帰って来て、「アメリカの処理施設は問題ナシ!」という報告が出たら、間髪を入れずそのパフォーマンスを行なう必要が有るなあ、と強く感じた収録でした。
コメント
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