今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

借金棒引きして担保を外したら、商売やめる。

2011-04-18 21:37:17 | 商店会長のコメント
被災した商業者、生産者の皆さんの借入金を全て国が肩代わりして、無借金
経営にする。その借入金の担保として自宅等の不動産に付いていた抵当権を
外したら中小零細事業者の皆さんは元気を取り戻して、復旧、復興の先頭に
立つのではないか、という御意見が有りましたが私は反対です。

もしそうしたら、現在苦しんでいる人たちは事業をやめます。そうでなくても
借金の無い人はこの震災を廃業のきっかけにします。

借金が有って、自宅に担保が付いているから頑張っているのです。被災地の
中小零細事業者が、かわいそうだからと言って表面だけしか見ない対応を
すると、被災地で雇用の場が激減すると私は思います。

ならばどうすれば良いのか?

私は政府が保証人になっての超長期ローンを提案します。最短でも30年、
最長では200年のローンで、現在の借入金もそれに合算できるようにします。

今回の東日本大震災をただネガティブな事象と考えず、商店街を商売が好きで、
商売をしたいと思う人の集合地域にして、商人を経営者に生まれ変わらせ、仕事
の現場から離れたいと思っている人には地域を大事にする、地元に感謝する
気持ちを持った大家さんになっていただく、そのきっかけにしたいのです。
コメント
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