3年10ヶ月衆議院議員というお役を務めさせていただきまし
たが、その間一貫して在籍していた委員会は「衆議院決算
行政監視委員会」でした。野党委員会といわれ、委員長は
野党の議員が務める委員会です。
委員になって驚いたのは国では審議する決算書は2年前の
決算で、前年の決算ではなかった事です。決算が〆られて
一年以上経って監視、チェックするのです。
我々が銀行に融資を申し込む時に一番重要視されるのは
決算書であって、事業計画、予算案ではありません。国に
とっては違うのだということに違和感も感じました。
しかしそれも分かりにくい。各省庁決算金額は総額で出して来る
のでその項目一つづつをチェックするのは議員では無理でした。
石原東京都知事の言うように外部監査の必要性は強く感じます。
だから軽んじてみられるのか、ここ数日の決算行政監視委員会
に対しての与党、民主党の対応は酷過ぎます。
民主党から各省庁に質問に答える担当者を出さないように指示が
出たり、民主党の松本大輔筆頭理事をはじめ各委員が欠席し、
小委員会の定足数に満たず、流会になってしまいました。
復興予算の流用を審議する重要な委員会を流してしまう、国会
常識では考えられない事です。
民主党の山井和則国対委員長が「民主党の委員が決まっていな
いから欠席した」という発言があったそうですが、この小委員会は、
国会が閉会中に行われる「閉会中審査」であり、前国会の委員が
そのまま残るのが慣例です。
委員会を開いたら民主党が叩かれ、解散になってしまうから開か
ないという、まさに暴挙です。被災地では予定している資金が回って
来ない、と悲鳴が上がっています。
「被災地支援を先ずは予算執行の優先順位の一番に挙げ」等々
の言葉を総理大臣はお話しされますが、あまりにも実の伴わない
虚言です。言葉をもてあそぶ人は間違いなく言葉で滅びます。
野田総理、民主党が滅ぶ事に心配はしませんが、国民が政治
に不信感を持ったら、この国の民主主義が滅びる事になります。
それが心配なのです。