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引っ越しました

ARRL DX SSB

2015-03-10 01:34:00 | コンテスト
ご連絡のとおりW0AIHから急遽M/Mで参加してきました


W0AIHのアンテナ群の遠景 シャックから1マイルほど離れたところから



WOAIHの敷地の入り口

当初は参加者がないとのことでしたが、Minnesota Wireless Associationのメンバーから打診がありW0AIHからの運用は初めてというK0BBCとAE0EEなどと一緒の運用となりました

スタートはW0AIH Paulさんのご指名で20m いつもどおりスタートダッシュというわけにはいきませんが、RunとS&Pを交互にSO2Vでマルチを落とさないように心がけました

コンディションはEUから南米、途中でパラパラJAからも呼ばれますがRunするほどではなく、日が変わってからはVKやZLがメインでした

今回は人数が限られておりシリアスな参加でもないので、一番バンドがスローになる現地時間の3時から6時まで水平飛行し、日の出とともにEU向けのRunをしましたが爆発的ではなく、スポットされた局をS&Pしながらの運用となりました 


休憩後に日の出を見ながらシャックへ戻る際にとった写真 
実際はもっとピンク色のエクゾチックな色でした


朝日その2

昼過ぎにいったんK0BBC Mattさんと交代 その後再度土曜日の夜まで運用して この時点で750局、80マルチくらいだったでしょうか

その後、メインシャックに顔を出したところ大きなフレアが発生したとのことでハイバンドが駄目かもとのことで、各バンドの運用は柔軟にいくことに

帰りも5時間ほど運転しなくてはいけないので、11時過ぎから日の出までちょっと長めの休みをとりました

二日目の日の出からは15mでEU向けに運用 初日にロンビックアンテナを20mで使っていたためか、15mの局数がハイバンドでは一番少なかったので上乗せを意識してなんとか500QSOまでもっていきました

その後は常連メンバーで二日目から参加したK0TG Johnから10mを引継ぎ、スポットされた局を追っかけてQSOとマルチの積み上げをしました ほぼやりつくした感があったので最後はJAのオープンを期待してCQを出していましたたが終了30分位までJAがスポットされることもなくJA3EGEが唯一聞こえていましたがこちらからは届かずでした

終了10分位でそれ以外にもJA局がスポットされ、終了ぎりぎりでJH1EAQをログインできました ビーム方向は正規伝播ではなくいわゆるZL周り(実際には270度のVK周り)のSkewedパスだったようです もっと早く気がついていれば他のJAも取れたのかもしれませんが時間切れでした

スコアは確か3.6M点ほどだったと思います 人数も限られ急造チームでしたのでこんなもんでしょうか


シャックに篭っていたので気がつくのが遅かったですが外の天気はだいぶ和らいでいたようで、到着時には一面を覆っていた雪もずいぶんと解けてぬかるんでいました

終了後にいつもように軽食をいただきながら歓談

AE0EE Billさんは2012年にライセンス取得と日は浅いですが、カルフォルニア大学バークレー校で学位をとられ現在はミネソタ大学で教鞭をとられている若手の方です。

カルフォルニア大学では学内のクラブステーションW6BBでアクティブだったとのことで、その伝なのでしょうか今年の年末に予定されているVK0EK ハード島ぺディションに参加予定とのことで、パイルの練習も兼ねての参加だったようです


K0BBC Mattさんは航空会社に勤務とのことでいろいろと興味深い業界裏話をしてくれました 

Maryさんが投げかけるいくつかの質問にわかりやすく答えてくれました

Q:主翼の先端が上に向けて曲がっているのは何故?
A:そのような構造により燃料を数%抑制することができるから 構造はメーカーによってことなる

Q:以前、期待のバランスをとるために席の移動を求められたことがあるがどのように計算している?
A:計算は大人と子供のみで判断しており、個人の体重までは計算にいれていない
  荷物も1個の荷物の重さは同じと仮定して積み込み場所を計算しているとのこと
  荷物積み込み部分は3つに分けられ、一つはペット用などでスペースが小さい

Q:搭乗は一番奥からしたらいいのに
A:理論上はそうであるが、顧客の意識(クレームを出さない)という観点からいうと理屈どおりにはいかず、現在のゾーンによる搭乗が落としどころになっている

などなど

また、タイのプーケットで政変(クーデター)を経験されたとのこと


幸いタイの政変は首相官邸前に戦車が1台で銃撃戦はなく平和的な政変交代がされ、セキュリティチェックは政治家の国外逃亡を目的としたもので外国人へは影響なかったとのことですが、知り合いの伝で軍部の幹部からその情報を入手できたことが大きかったようです

小型機でとりあえずシンガポールに脱出したとのこと 空港カウンター前でドイツ人夫婦が口論している間からクレジットカードを出して一番早い便のチケットをくれと言ったのに対して、その夫婦が金額聞かないのと質問され、「そんなこと言っている場合ではないでしょ」との発言でその場の雰囲気が変わったとのことでした

Paulさんもロシアで経験されたようですが、こちらはもっとシリアスだったようですがフィンランドに脱出して何を避けられたようですが、その時はフィンランド人のパイロットに値段は張るが特別対応できるとの話があったようですが断ったとのことでした

牧師であるPaulさんはミッション関連でロシアを訪れていたとのことでした、政変などが起こった場合にはスポンサーである教会はその責任を取らないとなっており、助けになったのは地元のハムだったとのこと 軍施設の中にあるオペレーションセンターから電波を出して、とりあえず気遣ってくれたテキサスのハムから奥さんのMaryさんに無事であることをQSPしてもらったとのことでした


※ ちなみに、今回初めて知りましたがクーデターはフランス語のcoup d'etatが語源で、英語でも流用されているようで、実際の会話では同義の前半部分のCoup(クーと発音)だけが使われていました
武力政変という意味に比べてかわいい発音だったのでなんとなく気になって調べてみました


気温も上がっていたので帰り道も凍結などを気にすることもなく休憩も入れて5時間ほどで家に戻れ、1時過ぎに倒れこむように眠りにつきました

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