子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

大樹・つるつるキャンプ3日目

2011年01月07日 20時43分47秒 | 札幌まるやま校
朝5時に起きまして、6時に出る、という予定が果たしてうまく機能するか?

確かに、5時には起きました。5時30分には朝ご飯を食べました。
で、服も乾いています。しっかりまかなって、長靴はいて…
「あ、お風呂セット忘れた」長靴を脱いで、お風呂セットを取りに行って、
また長靴をはいたら、
「あ、帽子忘れた」また長靴をはいて…。
玄関前で、うろうろする子が続出した結果、出発は6時30分となりました。

まあ、旅慣れていないとそんなもんですね。

しかし、7時のホロカヤントーは、美しい朝日が迎えてくれました。


気温はマイナス20度だそうです。いやあ、寒い寒い。

早速、練習通りゴリゴリ穴を開けます。この辺は、まだやる気に満ち溢れています。



餌をつけて、釣り開始。なかなか当たりが来ません。
何度か突っつくみたいだけどね。



そうこうしていると、糸がこんがらがったり、針が折れたり、
アクシデントが生まれます。
そうなると、マイナス20度の中で素手で直さなければいけません。



これがつらいのなんの。
子どもたちから、否応なしに気力体力を奪っていきます。

こんな時、子どもたちははすぐに大人を頼るのですが、
ここは、昨日の約束がありますので、大人も決して手伝いません。
というか、大人もけっこうギリギリです。
ホント、手が動かなくなります。

結局、釣れたのは、4匹…………。
今年の夏に、2億個の卵を放流したらしい。
そのうちの4匹。運がいいのか悪いのか。

記念撮影。



穴あけの時の生き生きした表情はどこへやら。
こんなにローテンションな記念撮影は初めててです。
分かりやすくて、おもしろいです。
大樹町は、やさしくも厳しい場所でありました。

しかし、身も心も凍えた体は、晩成温泉があっためてくれます。
マイナス20度から、プラス40度。この60度の気温の差は、
子どもたちの体にどんな作用をもたらしたかと言うと…。

眠気ですね。

30分の宿舎への移動、全員爆睡でした。

貴重な4匹、釣った子だけが味わうことができます。



昼ごはんを食べながら
「なぜ釣れなかったのか」「今度はどうするか」
と、ありさんとともに振り返ります。

「思ったより、魚が小さかった」
「針が、大きかった」
「コイに糸を切られた」

まあ、釣りっていうのは、そんなもんでしょうかね。
これに懲りず、次回に期待しましょう。

そんな感じで、今年のつるつるキャンプは終了です。
確かにつるつるしてました。
そんなつるつるをうまく生かした「知恵と技術」を体感した3日間でしたね。
今回参加した子たちは、
「氷」という現象を、自信を持って人に説明することができます。
そんな原体験を積み上げることができました。

いやあ、ホントに寒かったよぉ。