子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

札幌まるやま校12月「ワイルド・アウトドアクッキング~燻製に挑戦?!~」

2011年12月04日 21時51分26秒 | 札幌まるやま校
札幌にも雪の季節がやってきました。
えっちらおっちら冬装備を引っ張り出して衣替え。
みんなも先月は雨具でよかったけれど、今月からはスキーウェア完備です。


この写真、何か気づきません?
ヒントは“色”です。答え合わせはブログの最後で☆

さぁ、やってきました旭山記念公園・森の家。
本日のまるやま校は燻製作りに挑戦なのですが、こんなたくさんの雪を目の前にして遊ばないのはもったいない。
と、いうことで『サバイバル・雪の坂落とし合戦』から本日はスタート!

わー!きゃー!


あぁー、負けた……。


大人も本気と書いてガチです。


子ども同士、作戦会議。


落とせ!引っ張れ!いけいけ!!


心も体もホットになりました。
パワーを発散したところで、本日の本命“ワイルド・アウトドアクッキング~燻製作り~”に入ります。
今回は、燻製作りを教えてくださるスペシャルゲストをお迎えしました。
ゲストの先生に燻製のあれこれ、道具のあれこれを教わります。


ここでひとつ素朴な疑問が子どもたちにはございました。
燻製作りだ~!とはりきっているけれど、そもそも、燻製って何者なの??と。

燻製とは、燃焼の3大要素『燃料・酸素・熱』のうち、酸素をだい~ぶ減らしてモクモクっと煙で燻して作るもので……ま、とにかくやってみよ。そして、食べてみよ。それがいちばんよくわかる。
本日の燻製は熱燻と冷燻という2種類に挑戦します。

ゲストの先生の持っている道具に興味津々。


大人だって学びたい。


燻製にする食材の準備もお手伝い。


まずは熱燻という方法で作るものから。
先生のお手製燻製作り機に木製チップとザラメを入れ、火にかけます。
「とりあえず、10分でやってみよう」とのこと。
時計係の子が時計とにらめっこしながらちゃんとタイムキープをしてくれます。
「……あと10秒!9.8.7.6.5.4.3.2.1!!」


ドキドキ・わくわく、蓋をオープン!
「わぁ~!!!!」
子どもからも大人からも感嘆の声があがりました。


こんなのや、


あんなのが出来ましたよ。美味しそうでしょ?


燻製作り機の中をのぞいてみると、


木製チップが焦げ焦げ。これから煙がモクモクっと出たんだね。


熱燻にしてみたものは…
ウインナー、鶏肉、卵(定番系ですね)
サケ、ホッケ(お魚系ですね)
ニンジン、玉ねぎ、ジャガイモ、キノコ、ちくわ(実験系です。チャレンジャー)

お昼のお弁当と一緒にみんなでいただきます。
さてさて、出来上がった燻製のお味はいかがでしょう?


定番系、お魚系は間違いなく美味しかったです。
実験系もちくわは美味しくいただきました。
が、実験系の野菜さんたちは……

苦みが出たり、酸味が出たり、うーん、好みによりますねという感じになりました。
(写真は燻製キノコの試食中)

お昼を食べておなかいっぱい、パワー充電完了。
午後からの冷燻はスタッフにちょっとお願いして、裏の森に遊びに出かけました。
森にある色々な材料を使ってひとつ秘密基地づくりをしてみようかと。

まずはベース探しから。
ぐるっとまわっていい場所を見つけました。


のこぎりを使って倒木を切ってみたり、


笹の葉で屋根を作ってみたり。


あちらでは秘密基地と合わせて迷路も作成中とか。


みんなで作業すること約2時間。
立派な基地が完成しました。


一仕事終えて、森の家に戻ると出来上がっていた冷燻。
本日2回目の試食会です。


冷燻にしてみたものは…
チーズ(こりゃあ食べる前から美味しいに違いない定番中の定番)
マシュマロ、じゃがりこ、魚の珍味、カニかま(おやつ・おつまみ系ですね)

チーズ、魚の珍味はとても大人好みで美味しかったです。
マシュマロは、焼きマシュマロにしたほうが美味しく食べられるのではないか、と個人的には思いました。
熱燻も冷燻も水分の多い食材はあまり美味しくできませんでした。
少し油分のあるたんぱく質な食材がやっぱり燻製には向いてるみたい。

子どもの中には初めて燻製ってものを食べた!という子もいました。
ひとりひとつの持ち寄りでもたくさんの人が集まると、自分は思いつかなかったような色々な食材が集まってくるのがいいですね。
自分で、みんなでやってみる。
作ったものはちゃんと責任を持って食べてみる。
食べてみることで、これは美味しい!とかこっちは自分の口には合わなかった……ということがわかる。
そんな体験学習の場になったのではないでしょうか。
子どもも大人も『自分でやってみてわかるがおもしろい』ということを体感できた一日になりました。


来月のイエティくらぶ札幌まるやま校はお休みです。
そのかわり、冬休みキャンプがみんなを待っています。
詳しくはねおすHPのトップページ『イエティくらぶ 冬の冒険キャンプ!』をご覧ください☆

まるやま校次回は、2月4日(土)「とことん雪の秘密を探る」の巻です。
あぁ、次回のまるやま校のときには新しい年になっているんですね~。
新年一発目は元気にがっつり雪遊びですからね。ご参加お待ちしております!






追伸、一枚目の写真のタイトルは「信号機トリオ」です。
現地集合で来た子の歩行者信号(スカイブルーのウェアでした)もおりました。






札幌まるやま校 上道和恵(うえちゃん)

イエティいぶり校「安平町・冬の牧場遊びとアイスゲット」2日目

2011年12月04日 18時02分07秒 | いぶり校

昨晩から深々と雪が降り、結構積もりました。
朝早くから除雪車の音が聞こえてきます。

今日は、楽しみにしていたアイスゲット。
「アイスゲットってなあに?」
「アイスがゲットできるのかな?」なんて
話しています。

ごはんを食べ終わったら、お昼ごはんのおにぎりを
自分で握ってと。
声を掛け合いながら、荷物の整理、部屋の掃除を
しています。


部屋の最終チェックなどをしている間にみんなは、
大きな雪玉を作ってました。
ホントに、降ったね。


アイスゲット会場となる、
安平町スポーツセンター“せいこドーム”に到着。

アイスゲットのいろはを教えてくれる高橋さんの案内で、いよいよリンクへ。
広いね~。そしてなんと!
今日はこの広~いリンクがイエティくらぶで貸切なんだよ!!すっすごいよね。
あまりの広さに、みんな走り、滑りだしました。
高橋さんありがとうございます。



アイスゲットの前に、準備運動におにごっこ。
長靴でリンクの上を走ります。
思ったより、ツルツル滑らずに走れるんだね。


みんなでアイスゲットの準備をします。
使う道具を見るとアイスホッケーに似てるね。



準備ができたら、チームに分かれてゲーム開始。
始めは、パスしたいところにボールが行かなかったり、
スティックからはじいていましたが、みんな段々様になってきました。



ゲームの合間にリレーやキーパー、PK戦にチャレンジ。

みんな、かなりはまったようです。
10分ゲームを6回、1時間ゲームをしていました。
みんなと一緒にいい汗かきました。

安平町で3月にアイスゲットの大会があるって言ってたね。
どうする?チームイエティで参戦してみちゃう?

帰りにはせいこドームの名前の由来、
スピードスケート選手橋本聖子さんのミュージアムへ行ってみよう。
たくさんの大会のメダルやトロフィーが展示してあります。
そこにはオリンピックの銅メダルもありました。
オリンピックのメダルを見るのは、みんなも初めてだよね、おっきいよね。

今回のキャンプは牧場探検、山びこ、男の料理、アイスゲット・・・
なかなか、できない事を満喫、チャレンジしたね。
また安平で、山びこ聞きたいし、アイスゲットで対戦しようね。


いぶり自然学校 
山田由美子(やまちゃん)