40&20kmウォーク本番!!
本日は5時起床、順次、朝ごはん。寝ぼけ眼でうどんをすすりました。
そして6時には自然学校出発、7時前にスタート地点の長万部、静狩浜に到着。
車での移動中、雨に打たれたりしましたが、スタート地点に着くと空には虹が!!
総勢約60名が集まったこの40&20kmウォークを祝福しているようでした。
スタート前に太平洋の砂をボトルに半分入れます。
残りの半分にはゴールしてから日本海の砂を入れます。
日本海の砂と太平洋の砂が入ったボトルが歩ききった証です。
記録をめざして歩く者。完歩をめざして歩く者。
そして20kmにチャレンジする子もいれば、年長さんで40kmにチャレンジする子も。
それぞれ走る距離、めざす目標は違います。
普段はみんなで何かで遊ぶイエティくらぶですが、このイエティくらぶは自分自身との闘いです。
朝7時、太平洋から日本海まで、またはその半分の道のりをそれぞれの目標に向かって歩き出しました。
序盤はみんなわきあいあい、元気な様子です。
と思いきや、初めからスタッフのリュックを引っ張り、リタイアする~と言い出す子や、
いっしょに歩きたいと思っていたスタッフに置いていかれて泣いてしまう子もいました。
スタッフも速いペース、遅いペース、中間それぞれに配分され、自分達のペースでは歩けません。
参加者の頃に最速記録をぬりかえるほどだった大学生ボランティアさんも、今回は遅いペースに振り分けられました。
子どもも大人もいっしょに歩きます。
40kmウォーク組が初めの長ーい緩やかな坂道を上りきった頃の朝7時半、20kmウォーク組も遅れて
道の駅トワ・ヴェールⅡからスタートしました。
小学校低学年のこちらもわきあいあい、仲よく歩き出しました。
40kmウォーク組は8時頃、約5km地点通過。長万部町から黒松内町へ入りました。
途中にはクイズもあり、楽しめるスポットも。
約15km地点、いっしょに歩くスタッフと子どもの仲が深まりました。
たまにくじけてしまう子も。
20kmウォーク組もひたすら歩きます。
11時ころにはキッチンスタッフがおにぎりを届けにきてくれて、それぞれのタイミングでお昼タイム。
早く出発したくておにぎりを、小さな顔に似合わぬ大きな口でほお張る子がいてビックリでした!
40kmウォーク後方組が中間地点の道の駅でお昼を食べていたこのころ、
先頭は約30km地点という情報が入りmこれまたビックリ!!
記録を狙う先頭集団はほとんど休憩なしで歩いていました。
お昼ごはんの後も歩き続けます。
そしてたまに休憩。
たまにチョークで後ろの人にメッセージを残す。
そしてまた歩く。
そんな中、1時45分に20kmウォーク、1時52分に40kmウォークの先頭がそれぞれゴール!
ゴールしたらボトルの残りの半分に太平洋の砂を入れて歩ききった証の完成!
その後もゴールに向かう子が続きます。
一方で修羅場を迎え、もう1歩も歩けないと泣きそうになったり泣いたりする子も続々と出てきます。
そのうち日が暮れ、辺りが暗くなってきますが、それでも歩き続けました。
40kmウォーク最終組は19時12分、ゴール!!
今回は残念ながら2人が途中リタイアしてしまいましたが、2人も含めてみんなそれぞれの道のりを風雨に曝されながらもよく歩ききったと思います。
歩いた70人には70人それぞれのドラマがあります。
おそらく、1人1人に聞いたら1日あっても足りないくらいだと思います。
それは歩いた人にしかわからない葛藤があり、達成感があり、悔しさがあり、仲間との絆があると思います。
昨日、初めて会った子ども同士が、偶然歩くペースが一緒でずっと一緒に歩いたことで、絆が芽生えてお互いを思いやっている様子見えて、とても驚き、とても微笑ましい場面がありました。
また今回、40kmウォーク最終組の12時間12分という記録は至上最速です。
この悪天候の中、すばらしい記録です!!
(雨のためにゆっくり休める場所がなかったということもありますが。。。)
今年もたくさんの驚き、涙、笑い、感動がありました。
なんだか、テレビの決まり文句のようなのですが、本当にそのとおりなんです!
この40&20kmウォークの達成感を糧に、または悔しさをバネに、いろいろなことにチャレンジしてほしいですね。
とりあえず今日はぐーっすりと深い眠りについています。
(ふみぞう)
40&20kmウォーク