万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1752 い行き逢ひの1604

2015年06月04日 | 万葉短歌

2015-0604-man1752
万葉短歌1752 い行き逢ひの1604

い行き逢ひの 坂のふもとに 咲きををる
桜の花を 見せむ子もがも  高橋虫麻呂

1604     万葉短歌1752 ShuE152 2015-0604-man1752

いゆきあひの さかのふもとの さきををる
  さくらのはなを みせむこもがも

高橋虫麻呂(たかはしの むしまろ)=原文は無記名。06-0972歌参照。
【編者注】題詞は「反歌」。「雑歌(09-1664~1765 一〇二首)」の第89首。前歌1751(長歌)の題詞読下しは、「難波に経宿(やど)りて明日(あくるひ)に帰り来る時の歌一首 并せて短歌」。
【訓注】い行き逢ひの坂(いゆきあひのさか=射行相乃坂)[大和・河内国境の竜田峠]。咲きををる(さきををる=開乎為流)[09-1747(長歌、同表記)]。桜の花(さくらのはな=桜花)。