万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌1762 明日の宵1609

2015年06月09日 | 万葉短歌

2015-0609-man1762
万葉短歌1762 明日の宵1609

明日の宵 逢はずあらめやも あしひきの
山彦響め 呼び立て鳴くも  

1609     万葉短歌1762 ShuE172 2015-0609-man1762

あすのよひ あはずあらめやも あしひきの
  やまひことよめ よびたてなくも

=未詳。左注に或いは人麻呂作かとあるが、依拠本はこの長短二首、「人麻呂作との保証はない。」
【編者注】題詞は「反歌」。「雑歌(09-1664~1765 一〇二首)」の第99首。前歌1761(長歌)の題詞読下しは、「鳴く鹿を詠む歌一首 并せて短歌」。
【訓注】宵(よひ=夕)。逢はず(あはず=不相)。あしひきの(足日木之)。響め(とよめ=令動)。鳴く(なく=哭)。