万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌1758 筑波嶺の1607

2015年06月07日 | 万葉短歌

2015-0607-man1758
万葉短歌1758 筑波嶺の1607

筑波嶺の 裾みの田居に 秋田刈る
妹がり遣らむ 黄葉手折らな  高橋虫麻呂

1607     万葉短歌1758 ShuE163 2015-0607-man1758

つくはねの すそみのたゐに あきたかる
  いもがりやらむ もみちたをらな

高橋虫麻呂(たかはしの むしまろ)=原文は無記名。06-0972歌参照。
【編者注】題詞は「反歌」。「雑歌(09-1664~1765 一〇二首)」の第95首。前歌1757(長歌)の題詞読下しは、「筑波山(やま)に登る歌一首 并せて短歌」。
【訓注】筑波嶺(つくはね)。裾みの田居(すそみのたゐ=須蘇回乃田井)[山裾の稲田・田舎]。妹がり(いもがり=妹許)。黄葉(もみち)。