万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1771 後れ居て1617

2015年06月17日 | 万葉短歌

万葉短歌1771 後れ居て1617
2015-0617-man1771
万葉短歌1771 後れ居て1617

後れ居て 我れはや恋ひむ 春霞
たなびく山を 君が越え去なば  

1617     万葉短歌1771 ShuE183 2015-0617-man1771

おくれゐて あれはやこひむ はるかすみ
  たなびくやまを きみがこえいなば

=未詳。
【編者注】「大神大夫、長門守に任けらゆる時に、三輪の川辺に集ひて宴する歌二首」の第2首。「相聞(09-1766~1794 二十九首)」の第6首。左注に、「右二首古歌集中出」。「前者が出で立つ夫の立場の歌、後者があとに残る妻の立場の歌」。
【訓注】我れはや(あれはや=吾波也)。春霞(はるかすみ)。たなびく山(たなびくやま=多奈妣久山)。