万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1776 絶等寸の1622

2015年06月22日 | 万葉短歌

2015-0622-man1776
万葉短歌1776 絶等寸の1622

絶等寸の 山の峰の上の 桜花
咲かむ春へは 君を偲はむ  播磨娘子

1622     万葉短歌1776 ShuE190 2015-0622-man1776

たゆらきの やまのをのへの さくらはな
 さかむはるへは きみをしのはむ

播磨娘子(はりまの をとめ)=未詳。「土地の遊行婦であろう。」
【編者注】題詞読下しは、「石川大夫(まへつきみ)、遷任して京に上る時に、播磨娘子が贈る歌二首」。その第1首。「相聞(09-1766~1794 二十九首)」の第11首。
【訓注】絶等寸(たゆら)[播磨国府(兵庫県姫路市)辺?]。峰(を=岑)。桜花(さくらはな)。君を偲はむ(きみをしのはむ=君乎将思)。石川大夫[03-0278歌作者?]。