万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3472 人妻と3217

2020年01月07日 | 万葉短歌

2020-0107-man3472
万葉短歌3472 人妻と3217

人妻と あぜかそを言はむ しからばか
隣の衣を 借りて着なはも  ○

3217     万葉短歌3472 ShuG457 2020-0107-man3472

□ひとづまと あぜかそをいはむ しからばか
  となりのきぬを かりてきなはも
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第18首。男。
【訓注】人妻(ひとづま=比登豆麻)。あぜか(安是可)[3469参照]。しからば(志可良婆)。着なはも(きなはも=伎奈波毛)[「<なは>は東国の打消の助動詞<なふ>の未然形。・・・<も>は推量<む>の東国形。連体形で、第三句の<か>に応じる」]。