万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3478 遠しとふ3223

2020年01月13日 | 万葉短歌

2020-0113-man3478
万葉短歌3478 遠しとふ3223

遠しとふ 故奈の白嶺に 逢ほしだも
逢はのへだしも 汝にこそ寄され  ○

3223     万葉短歌3478 ShuG466 2020-0113-man3478

□とほしとふ こなのしらねに あほしだも
  あはのへだしも なにこそよされ
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第24首。男。
【訓注】とふ(等布)[「と人のいふ」]。故奈の白嶺(こなのしらね=故奈乃思良祢)[地名]。逢ほ(あほ=阿抱)[「<逢ふ>の東国形」]。のへ(乃敝)[「<なへ>に同じ」。3466佐祢奈敝(さねなへ)]。汝(な=奈)。寄され(よされ=与佐礼)[「<寄それ>の訛り。言い寄せられる、噂を立てられる」]。