万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3487 梓弓3232

2020年01月22日 | 万葉短歌

2020-0122-man3487
万葉短歌3487 梓弓3232

梓弓 末に玉巻き かくすすぞ
寝なななりしに 奥をかぬかぬ  ○

3232     万葉短歌3487 ShuG477 2020-0122-man3487

□あづさゆみ すゑにたままき かくすすぞ
  ねなななりしに おくをかぬかぬ
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第33首。男。
【訓注】かくすすぞ(可久須酒曽)[掛・懸く。「<すす>は・・・<す>・・・を二つ重ねて継続反復を表わす」。11-2743珠藻苅々(たまもかるかる)、14-3564安騰須酒香(あどすすか)]。寝なな(ねなな=宿莫奈)[「未詳。・・・寝られない状態・・・。<寝なへ>の転か」]。かぬかぬ(可奴加奴)[「兼ねる、今と同じ状態を続けようとする」]。