2020-0117-man3482
万葉短歌3482 韓衣3227
韓衣 裾のうち交へ 逢はねども
異しき心を 我が思はなくに ○
3227 万葉短歌3482 ShuG472 2020-0117-man3482
□からころも すそのうちかへ あはねども
けしきこころを あがおもはなくに
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第28首。男。左注(読下し)に、「或本の歌に曰はく 韓衣 裾のうち交ひ 逢はなへば 寝なへのからに 言痛(ことた)かりつも」。
【訓注】韓衣(からころも=可良許呂毛)。異しき心(けしきこころ=家思吉己許呂)。(或本歌)からに(可良尓)[「原因が些細なわりに結果が重大なことを言い表わす語法」]。