万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌4151 今日のため3851

2021年11月01日 | 万葉短歌

2021-1101-man4151
万葉短歌4151 今日のため3851

今日のため と思ひて標めし あしひきの
峰の上の桜 かく咲きにけり  大伴家持

3851     万葉短歌4151 ShuJ065 2021-1101-man4151

□けふのため とおもひてしめし あしひきの
  をのうへのさくら かくさきにけり
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻19(4139~4292、百五十四首)の第13首。題詞に、「三日守大伴宿祢家持之舘宴(うたげする)歌三首」、その第1首。
【訓注】今日(けふ)[「・・・天平勝宝二年(750)の三月三日、上巳の遊宴を越中国守大伴家持の館(やかた)で開いた・・・」。下記注]。あしひきの(足引乃)。桜(さくら)。
【依拠本注(要旨)-上巳】じゃうし。中国では古来、陰暦三月の最初の巳(み)の日を上巳として格別な吉日としていて、のちに三月三日に固定された。この日、桃花・柳葉を詩にして曲水宴を催す習慣は日本に渡り、万葉後期に盛んになった。ここの3首は、それが詠まれた史上初の短歌である。
【2021年11月01日】2010年11月01開設から 4017日(満11年)
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