万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4157 紅の3855

2021年11月05日 | 万葉短歌

2021-1105-man4157
万葉短歌4157 紅の3855

紅の 衣にほはし 辟田川
絶ゆることなく 我れかへり見む  大伴家持

3855     万葉短歌4157 ShuJ076 2021-1105-man4157

□くれなゐの ころもにほはし さきたがは
  たゆることなく われかへりみむ
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻19(4139~4292、百五十四首)の第19首。前歌(4156、長歌)の題詞に、「潜鸕(うを かづくる)歌一首 并短歌」、その短歌第1首。
【訓注】紅(くれなゐ)。衣にほはし(ころもにほはし=衣尓保波之)[<にほはし> は、ここと10-1859白妙丹 令艶色有者(しろたへに にほはしたるは)、の2か所だけ)]。辟田川(さきたがは=辟田河)[「諸説があるが・・・所在未詳。越中国府のあった高岡市伏木からさして遠くない川の名と見える」]。鸕(う)[鵜(う)。用字 <鸕> は集中6か所、<鵜> は4か所]。