万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4184 山吹の3876

2021年11月26日 | 万葉短歌

2021-1126-man4184
万葉短歌4184 山吹の3876

山吹の 花取り持ちて つれもなく
離れにし妹を 偲ひつるかも  大伴家持

3876     万葉短歌4184 ShuJ134 2021-1126-man4184

□やまぶきの はなとりもちて つれもなく
  かれにしいもを しのひつるかも
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻19(4139~4292、百五十四首)の第46首。題詞に、「従京師(みやこより)贈来(おこする)歌一首」、左注に「右四月五日従留女之女郎(りうぢょの いらつめより)所送也(おくれるぞ)」。
【訓注】山吹(やまぶき)。つれもなく(都礼毛奈久)[「無関心に。<つれ>は<連れ>で、つながり、関係の意」]。女郎(いらつめ)[「おもに畿内氏族の子女を呼ぶ称。<娘子>の対」]。