万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4181 さ夜更けて3873

2021年11月23日 | 万葉短歌

2021-1123-man4181
万葉短歌4181 さ夜更けて3873

さ夜更けて 暁月に 影見えて
鳴くほととぎす 聞けばなつかし  大伴家持

3873     万葉短歌4181 ShuJ127 2021-1123-man4181

□さよふけて あかときつきに かげみえて
  なくほととぎす きけばなつかし
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻19(4139~4292、百五十四首)の第43首。前歌(4180、長歌)の題詞に、「不飽(あかずして)感(めづる)霍公鳥之情(こころに)述懐(おもひをのべて)作歌一首 并短歌」。その短歌の小題詞に、「反歌三首」、その第1首。
【訓注】さ夜更けて(さよふけて=左夜深而)。暁月(あかときつき)[「夜明けまで残る月」]。ほととぎす(霍公鳥)。聞けばなつかし(きけばなつかし=聞者夏借)[「その声を聞くとむやみやたらに心が躍る」。4180歌では <聞婆奈都可之>]。