万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4175 ほととぎす3869

2021年11月19日 | 万葉短歌

2021-1119-man4175
万葉短歌4175 ほととぎす3869

ほととぎす 今来鳴きそむ あやめぐさ
かづらくまでに 離るる日あらめや  大伴家持

3869     万葉短歌4175 ShuJ123 2021-1119-man4175

□ほととぎす いまきなきそむ あやめぐさ
  かづらくまでに かるるひあらめや
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻19(4139~4292、百五十四首)の第37首。題詞に、「詠霍公鳥歌二首」、その第1首。脚注に、「毛能波三個辞闕之(も・の・は、三つの辞[こと]は欠く)」[下記注]。
【訓注】ほととぎす(霍公鳥)。あやめぐさ(菖蒲)。かづらく(可都良久)[「縵(かずら)として頭につける」]。
【依拠本注-毛能波・・・】作歌上、使用頻度の高い数個の助詞を使わないという条件をつけて作った歌。一種の遊びである。