万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4159 磯の上の3857

2021年11月07日 | 万葉短歌

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万葉短歌4159 磯の上の3857

磯の上の つままを見れば 根を延へて
年深くあらし 神さびにけり  大伴家持

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□いそのうへの つままをみれば ねをはへて
  としふかくあらし かむさびにけり
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻19(4139~4292、百五十四首)の第21首。以下7首の総題(4159~65)に、「季春・・・」(天平勝平2(750)年3月9日出挙道上歌)、小題に「過渋谿埼(しぶたにのさきを すぎて)見巖上樹歌一首 樹名都万麻(つまま)」。
【訓注】つまま(都万麻)[「クスノキ科の常緑高木、たぶの木という。一名犬樟(いぬくす)。集中この一例のみ」]。神さび(かむさび=神佐備)。