日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

久し振りに、我が町の夏の市民祭

2023年07月30日 08時30分00秒 | Weblog
今朝の信州の朝は気温が23度少し暑く感じた朝空は曇
と言っても東の空に雲、空全体の三分の一くらい、なの
で朝日も見られず曇り空の下七月最後の日曜日を歩いて
きました。
昨日は、塩尻市の市民祭とも言われている「玄蕃まつり」
が3年ぶりに開催され、午前中はその準備、午後から
中央通りを歩行者天国にして、自動車等の通行を遮断
して通りの両端には屋台が出て、大勢の市民が夕涼み
がてら出かけて、玄蕃踊りやいろなイベントを楽しみ
ました。私の街の「玄蕃まつり」の民話を紹介します

むかしむかし、桔梗ヶ原(ききょうがはら)に、玄蕃丞狐
(げんばのじょうぎつね)といういたずら狐がいました。
あるとき村の男が道を歩いていると、急に見たことも
ないような川に出ました。変に思いながらも着物の裾
をめくって川を渡り始めたところ、いくら渡っても渡
り切れず、それどころか川は深くなっていくばかりです。
それでも懸命に渡ろうとしていると、後ろでケンケンと
キツネの笑い声がして、はっと気がついてみるとそこは
川ではなく、田んぼのまん中で立っていたというのです。
 ある日の事、村の庄屋の家の前に人だかりができて騒
いでいるので、何かと思ってみてみると、一人のきれ
いな娘が門のところに倒れているではありませんか。
庄屋はびっくりして、すぐに人を呼んで娘を家に入れて
やりました。そして布団にねかせて、あれこれと看病
したところ、娘はようやく気がついて、「お世話をか
けて、申し訳ございませぬ」と、まるで鈴をふるよう
.な声で言うのです。問いただしてみると、何でも人を
探して旅をしていたのですが、お腹がへって倒れてし
まったと言うのです。
気の毒に思った庄屋は、さっそくごちそう作らせて娘
を手厚くもてなしました。さて次の朝、娘は庄屋の前
に手をつくと、ていねいに礼を言って、「大変お世話
になりました。これはお礼のしるしです」と、細い紐
を通した銭をおいて出ていったのです。ところが、後
で娘のいた部屋をのぞいた庄屋はびっくり。
部屋中に昨日のごはんのおかずが散らかっていて、狐
の好物の天ぷらや魚しか食べていないのです。「まる
で、キツネが食い散らかしたようだな。・・もしや!」
庄屋は、娘がお礼に置いていった銭を見ました。
するとそれは、木の葉を縄に通したものではありませ
んか。「やられた!玄蕃丞狐(げんばのじょうぎつね)だ」
庄屋はすぐさま娘を追って出たものの、もう娘の姿は
どこにも見あたりません。




という、我が町の民話の「玄蕃丞狐」から今年は48回
目の玄蕃祭りが、無事に終えることが出来ました。






















コメント (8)
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