軽くて不確かなものを
雲はしずかに運んでいく
見えないが何か声のするものを
風は気まぐれに運んでいく
水が騒いでいる
いや水鳥が羽ばたいている
寒い日は浮いたままでいたのに
冷たかった水が
すこしだけ温んできたのだろうか
ヨーヨーおじさんは
片足だけ水に浸して目が覚めた
水の中で
雲が乱れ散った
不確かなものは不確かなまま
見えないものは見えないまま
水の底では
冬眠しつづける仲間がいるのだと
それだけを知った
やがて水鳥が運んでいくのは
夢ばかり見ていた
深い眠りの季節かもしれない
水のそとで
小さな花が咲いた
雲はしずかに運んでいく
見えないが何か声のするものを
風は気まぐれに運んでいく
水が騒いでいる
いや水鳥が羽ばたいている
寒い日は浮いたままでいたのに
冷たかった水が
すこしだけ温んできたのだろうか
ヨーヨーおじさんは
片足だけ水に浸して目が覚めた
水の中で
雲が乱れ散った
不確かなものは不確かなまま
見えないものは見えないまま
水の底では
冬眠しつづける仲間がいるのだと
それだけを知った
やがて水鳥が運んでいくのは
夢ばかり見ていた
深い眠りの季節かもしれない
水のそとで
小さな花が咲いた