【主張】貨物検査法案 党首会談で成立の合意を 2009.7.15 03:42
(一部抜粋)
内閣不信任決議案が衆院で否決された一方、首相問責決議案は参院で可決された。民主党など野党は今後の国会審議に応じないとしている。 このため、北朝鮮関連船舶の貨物検査を可能にするための特別措置法案は、14日に衆院を通過したものの参院の審議に入れず、今国会成立は絶望視されている。 この法案は、国連安保理の対北制裁決議に基づいて禁輸物資の輸送を阻止することを目的にしており、成立は日本の国益に直結している。それを与野党の駆け引きの道具にして法整備ができないのでは、日本の政治の劣化を世界に発信しているようなものだ。 責任の多くは民主党にある。政権担当能力の欠如を露呈していることの自覚はないのか。 (MSN産経)
「自覚」など、あるはずがない。民主党という政党は、「政党」などと言えないほど、幼稚なエゴのかたまりだ。このような正論が今になって、突然通じるわけがない。審議拒否(職場放棄)、国会での聞くに堪えない下品な言葉での首相攻撃、党首討論は自己都合でほとんど拒否、小沢氏援護、鳩山氏故人献金問題はひたすら逃げて隠ぺいを図る、内閣不信任案、問責決議、すべて国会と国民を踏みつけにした幼稚な茶番だ。この政党が政権につくと、我が国は空恐ろしいことになる。
民主党は、日本人の感覚から考えると信じられないほどの、幼稚で卑怯な方法で国会を弄んできた。 しかし、それを国民が知らないのは、情報を牛耳っているマスメディアが民主党の行状をロクに伝えてこなかったからである。日本の政治の劣化が世界に発信されているとしたら、マスコミの責任も相当に大きい。マスコミは、この有様を「作った」「加担した」当事者だろう。今頃になって、産経がこういう「正論」を民主党に望んでいる記事を読むと、チャンチャラおかしいとさえ思う。
自民党は(もう時間がないが)、マスコミが作った「国民とのかい離」、この大きな(気が遠くなるような)「情報歪曲」を、知恵を結集して、なんとかしてひっくり返さなければならない。すべてはそれにかかっていると思う。