「防衛省そのものが腐っている」 守屋逮捕で批判強める野党 (1/2ページ)
2007.11.28 20:24 (MSN産経ニュース)
新テロ対策特別措置法案が参院で審議入りした28日、防衛省の実力者として防衛政策を長くリードしてきた守屋武昌前防衛事務次官が逮捕されたことで、政府・与党には動揺が広がっている。一方、野党からは「司直の手で防衛利権の全容解明をしてほしい。政界工作の有無をつかんでもらいたい」(鳩山由紀夫民主党幹事長)などと防衛省スキャンダル解明を求める声が相次いだ。野党側は勢いづいており、新テロ特措法案の国会審議に影響が出るのは確実だ。
政府・与党は守屋容疑者逮捕を「属人的な問題もあるのでは」(町村信孝官房長官)などとして、影響を最小限に食い止めようと躍起だ。福田康夫首相は同日夜、首相官邸で記者団に「防衛が国民の信頼を失ってしまうことは、極めて遺憾というか、残念なことだ。こういうことがあってはならん」と述べた。そのうえで新テロ法案について「そこのところは割り切って、法案審議をきちんとやっていただきたい」と強調した。
町村氏も会見で「防衛行政への信頼を大きく失墜させるもので極めて遺憾だ」と述べ、防衛省の綱紀粛正を急ぐ考えを示した。
自民党の伊吹文明幹事長は「政治家の中にもおかしなことがあるなら司直が調べたらいい。しかし、そのためにインド洋での補給活動の議論をしないのはいけない」と強調。新テロ法案をめぐる野党の攻勢へ予防線を張った。
(続きあり)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071128/stt0711282024002-n1.htm
防衛省が腐っているのは確かだと思うが、民主党の、ただ、ただ、政局に利用しようとする態度は、本当にどうかと思う。要するに与党を困らせたいだけ。駆け引きというにもあまりに見苦しい。
防衛省は国民が目をそらせてきた部署である。60年間、国民は国の防衛などには関心がなかった。だからといって防衛省が腐っていいわけはないが、これを機会に、防衛省がしっかり国の防衛を担っているかどうか、国民は目を光らせたらどうかと思う。
ところで、民主党と野党は国の防衛に関心があるのだろうか?