詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

懐かしい人。

2023-02-14 17:39:12 | 千駄記

2/14(火) 昼間は晴れ

 

暮れたよ。

 

今日は午後から遠路はるばるお客さんが数名で

製品検査にいらっしゃいまして、午後はそのお相手。

あれこれ指摘されまして、その手直しをするので

夜の接待は遠慮することができた。

手直しが終わったら出荷します。

 

さて、そんな午後を憂鬱に思いつつ

昼休みに日向ぼっこをしていますと材料屋さんが配達に来る。

パイプとかアングルとかの鋼材専門メーカーのトラック。

ステンレスの鋼材メーカーって数社しかないのです。

ウチは商社さんに頼むので商社さんが鋼種によって

メーカーを選択するのでしょう。

 

で、トラックの運転手を見ると懐かしい顔。

「おおお、久しぶり」と声をかける。

あちらもニコニコして少し喋る。

「お互い年とったなぁ」と声をかけると

「もう、25年くらい・・辞めようと思いつつ」と

ドライバーは言ったけれど、もっと長いんじゃないの?

出会いはお互い20代だよー。

ボクは彼の名前も知らないけれど。

じゃあ!と手を振り見送った。

 

工場検査を終えてほっとしつつ、

妹にお昼の運転手のことを喋る。懐かしかったよーと。

「その間、母が死に、父が死にってことも知らないんだよ彼は」

と言うと、妹は「結婚離婚を繰り返したってことも知らないのよね?」

などと余計なことを言う。「そりゃ知らないわな」と応えたあと

続けて「娘も二十歳になりました」と言って爆笑を頂く。

 

さて、残業が続きます。

 

 

 

おしまい。